愛情を“悪用”された適齢期女性2人のケース。彼にお金を渡す前に「絶対チェックすべきこと」とは?

内藤みか 作家
更新日:2025-01-30 06:00
投稿日:2025-01-30 06:00
 世間では高齢者の詐欺被害がニュースになりがちですが、実は少なくない女性たちが、男性にお金を渡した後で連絡が取れなくなったという、苦い経験をしています。
 彼への愛情を利用されていないか、慎重な行動が必要です。

恋人でもないのに…

「彼にお金を出してしまった」という後悔を抱いている女性が、近ごろ増えています。

 それは彼がお金に困っていることを知り、「私が立て替えてあげる」とお金を出してしまう女性たちです。

 彼女たちは、彼の恋人というだけではありません。恋人ではなく、友達や仕事仲間のパターンもあります。中には飲み仲間やネットやアプリで知り合ったばかりのケースもあるんです。

なぜ彼にお金を出してしまうのか?

 男性にお金を渡す際、お金をあげる場合と、お金を貸す場合との2パターンがあります。貸す場合でもきちんとした借用書も作らずお金を渡してしまうので、証拠も残らないことが多く、後日トラブルになっても、お金を回収できないリスクを含んでいます。

「彼が困っているから」とか「彼の助けになりたいから」などと言いながら、女性たちがお金を出してしまうのはなぜなのでしょうか。

 それは「お金を出せば彼に愛されるのではないか」「お金を出せば彼ともっと仲良くなれるのではないか」という幻想を抱いているからです。

【こちらもどうぞ】10歳年下男性と結婚して20年。アラカン女性が明かす「ご縁を捕まえて逃さない」意外な戦法とは

ほとんど返金されないまま…

 例えば30代のJ子さんは、バイト先の年下の男性から「クルマが故障してしまったけれど修理代を出せない」と相談され、あっさり30万円を貸してしまいました。

 その彼のことを好きだったので、「クルマが直ったらドライブしましょう」という言葉にワクワクしてしまったからだと言います。

 しかし実際には、忙しいことを理由に、ドライブデートは一度も実現しませんでした。

 月々1万円ずつ返すという約束のお金も、「今月は苦しいからちょっと待って」などとゴマかされ、ほとんど返金されないまま、彼はバイトを辞めて連絡が取れなくなってしまったのです。

本名も住所もちゃんと知らなかった

 また、アラフォーのK恵さんは、年下の恋人の学費を負担したと言います。彼が「美容師の資格を取って店を持ちたい」と夢を語るので、応援するつもりでその学費を出したのです。

 K美さんの頭の中は、開業した彼と結婚し、一緒に笑顔で働く妄想でいっぱいになっていたそうです。

 しかし100万円近いお金を渡した後、彼とはだんだん連絡が取れなくなり、しまいにはメッセージをブロックされてしまいました。

 その時になって初めて、彼の本名も住所もちゃんと知らなかったことに気づいたと言います。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「とりあえず付き合う」は古い? 恋愛経験ゼロの20代が増えた現代、私たちが見直すべき“たった一つ”のこと
 恋愛未経験の若者が増えているのに、社会だけが“古い常識”のまま止まってはいないだろうか。「まだ?」という何気ない一言が...
おがわん 2025-12-09 11:45 ラブ
プレゼントは自作ラブソング!? 心底がっかりした「クリスマス」事件簿5つ。元カノとLINEはやめてくれ…
 彼氏との素敵な思い出として、クリスマスを思い浮かべる女性もいるでしょう。しかし、その逆パターンもあるもの。「がっかりし...
恋バナ調査隊 2025-12-09 08:00 ラブ
あれ? 10歳上の彼が“おじいちゃん”に見えてきた…私が年上男を苦手になった4つの瞬間
 昔は「年上の男性って頼りがいがあって素敵♡」と思っていたのに、気づけば“苦手”になっていた…。恋愛経験を重ねるうちに、...
恋バナ調査隊 2025-12-08 08:00 ラブ
10年支えた彼と35歳で破局…女たちが燃え尽きた3つのエピソード。立ち直るにはどうする?
 仕事や恋愛に対して、ある日突然プツンと心の糸が切れてしまう「燃え尽き症候群」をご存知ですか? 今回は、恋愛で燃え尽きて...
恋バナ調査隊 2025-12-07 08:00 ラブ
45歳夫「月9万も出してるんですよ」生活費折半が不満。結婚のメリットは“家事の負担が減る”ことでしょ?
「冷酷と激情のあいだvol.275〜女性編〜」では、結婚5年目で家庭内において損得勘定の強い行動をする夫・マコトさん(仮...
並木まき 2025-12-06 11:45 ラブ
夫がセコすぎる! “家事代行代”は片方が負担するべき?「搾取され続ける関係はもう嫌」と呆れる42歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-12-06 11:45 ラブ
自分勝手すぎる!既婚者を「婚活アプリ」で見抜くポイント。自称“ペットを飼ってる”男性が怪しい理由
 先日、独身だと嘘をついて婚活アプリに登録して女性を騙した既婚男性に対し、裁判所が賠償金の支払い命令を出しました。 ...
内藤みか 2025-12-05 11:45 ラブ
「これが最後の恋だって」56歳男、運命の女から“無理な願い”に動揺。決断までの残り時間はあとわずか…
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-12-05 11:45 ラブ
地獄のクリスマス!彼氏が親友と浮気してた…冬に思い出す“最悪の12月24日”エピソード4選
「好きな人から告白された」「彼にサプライズをされて幸せだった」など、クリスマスに素敵な思い出がある女性もいるでしょう。し...
恋バナ調査隊 2025-12-05 08:00 ラブ
はぁ?「抱かれてるんでしょ」って許せない! 同僚からの“忘れられない一言”4つ
「同僚は心強い仲間」と言いたいところですが、現実はそんなに甘くない様子。同僚をライバル視して、嫌味や皮肉を言う人もいるよ...
恋バナ調査隊 2025-12-04 08:00 ラブ
やめとけ~。元カレの“SNSを監視する”女の心境。ストーカー認定されて即ブロック!
 1度愛した人をすぐに忘れるのは難しいですよね。きっと「つい元カレのSNSを監視しちゃう」なんて人もいるでしょう。でもそ...
恋バナ調査隊 2025-12-04 08:00 ラブ
泥酔でキッチンが大惨事…恋人の “酒グセ”が悪すぎる!酔っ払いにドン引きしたエピソード7選
 お酒が入ると誰しも言動が変わるもの。あなたの恋人は、酔っておかしなことを言ったり、不思議な行動に出たことはないでしょう...
恋バナ調査隊 2025-12-03 08:00 ラブ
ギャップにキュン♡ 5人の女性が「年下もアリ!」に変化したワケ。これって母性本能?
 大人になってから恋愛観が変わる女性もいるもの。「年上男しか興味なかったけど年下男もアリになった」なんて人もいるようです...
恋バナ調査隊 2025-12-03 08:00 ラブ
母の一言がグサッ!彼氏ナシ女の泣ける「クリスマス」エピソード。美容師さん、デートの予定を聞かないで…
 街はイルミネーションでキラキラ、SNSには幸せそうなカップルの写真が並ぶ季節になりました。だけど、私は今年も安定のシン...
恋バナ調査隊 2025-12-02 08:00 ラブ
「彼女が2人います」こんな“交際”はアリ? 別居婚に期間限定…変わった形のカップル6組に聞いてみた
 恋愛や結婚の形は人それぞれ。最近は「一緒に住む」「1対1で付き合う」という従来のスタイルにとらわれない、ユニークな関係...
恋バナ調査隊 2025-12-02 08:00 ラブ
ホストに借金700万!男女6人の「婚約を解消」した衝撃エピソード。結婚前に知ってよかった…!?
 すでに婚約済みであとは結婚するだけ。そんな2人が別れを決意するのはどんなときなのでしょうか? 実際に婚約を解消した経験...
恋バナ調査隊 2025-12-01 08:00 ラブ