マスクとメガネはうざったい
私の眼事情について前回のエッセイでも触れてきた。今回はメガネが楽、でもコンタクトもやっぱりいいけど疲れそう。この2点で揺らぐおばさんをお楽しみいただきたい。
近眼、老眼のミックスで最近はほとんどメガネをかけて視界を保っている。パソコン作業用と、近視用の2種類を使い分けていて、老眼鏡は持っていない。手元はメガネを外すとよく見えるタイプの老眼だ。この視力、視界になったのもコロナ禍からだと記憶している。
このスタイルがどうもしっくり来ないのは、今時分から春にかけて必須のマスクをしたとき。耳はピアス、マスク、メガネと装着するものが多くて負担になってしまう。いろいろと対策を重ねても、どうしても曇ってしまうメガネもそう。顔を覆うのは1アイテムくらいが妥当らしい。2アイテム(メガネ、マスク)になるとモヤモヤしてくる。
それに気づいたのが先日、舞台鑑賞へ出かけたのでひさびさにコンタクトレンズをつけたときのこと。近視用に作ってあるので、遠方はクリアに見える。が、手元のピントはどうにも合わなくなってきた。メガネならパッと外して裸眼で手元を見直すけれど、コンタクトはそうもいかない。これが煩わしくなってしまい、最近はコンタクトがご無沙汰だ。
でも件の2アイテム装着で感じるうっとうしさはない。顔の中に1アイテム装着=マスクのみなら自然な状態でいられることを、メガネ生活に慣れすぎて忘れていた。このままコンタクト生活に戻る…か?
眼精疲労と涙量と
やっぱり便利だねえ、と思いつつ、コンタクトをもう一度つける気分にもう一歩進まないのは、いろいろと理由がある。メガネの楽さに慣れてしまったこと、年齢で目が乾きやすくなってしまったこと。もともとドライアイなので目薬は常備しているけれど、それでも追いつかず。涙量が減っているんだなあと、眼球で知る老化。加えて眼精疲労もある。書く仕事柄、パソコンに向かっている時間が多く、肩こりもひどい。
「凝っている箇所に指が入らないんですよね…」
整体師さんたち泣かせの肩である。仮にコンタクトレンズの視力を弱めてパソコン作業に設定して、手元のピントも合わせて、30代のように毎日つけられるかと問われると、やはり面倒だ。最近は遠近両用タイプもあるらしいが、そこまでこだわる予定もない。よって黒縁メガネよ、出動を頼む。
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