第6週「くるしむのか愛するのか」#28
ある日、嵩(北村匠海)は銀座のパン屋で草吉(阿部サダヲ)らしき人が写る写真を見つける。朝田家では、豪(細田佳央太)の壮行会をにぎやかにやろうと話す釜次(吉田鋼太郎)たち。
蘭子(河合優実)の豪への思いを知るのぶ(今田美桜)は、後悔してほしくないと羽多子(江口のりこ)たちに相談する。その夜、蘭子は羽多子に両親のなれそめを尋ねる。
【本日のツボ】
気になる、ヤムおんちゃんの過去
※※以下、ネタバレあります※※
「間違いない。ヤムさんだ」。美村屋に飾られていた写真を見て、そうつぶやく嵩。やはり、最初に訪れた時には気づいていなかったようです。さすがのぶに「嵩のボケー!」と言われるだけのことはあります。ま、そんなぼんやりしたところが、嵩の良いところでもあるわけですが。
そんな嵩に出来た友達、健ちゃんがまたいいキャラクターです。健ちゃんを演じている高橋文哉は、「ぐるナイ」のゴチメンバーでもありますが、半年ほど前から急に変な髪型になっていて、似合わないなあと思っていたのですが、このためだったのですね。そんな嵩と健ちゃんのシーンは、ほのぼのとしていて癒されます。
話は変わって高知のほうはというと、豪(細田佳央太)の入隊を前に朝田家&ヤムおんちゃんが動きます。
「豪、今からその辺の石を足にど~んとやったらどうだ?」「痛いのがダメだったら醤油だ醤油。一升カッ喰らって倒れてしまえ」、豪に「行くな。戦争なんてロクなもんじゃない」と言うヤムさん、いつものようにふざけているわけではないことは、その悲しげな目でわかります。
豪を釣りに誘ったヤムさん、
「このままどっかに逃げちまったらどうだ?」
「勇ましく戦おうなんて思うな。逃げて逃げて逃げまくれ」
「戦争なんていいやつから死んでいくんだから」
と、豪に語り描けていましたが、その豪に「ヤムさんは戦争に行ったことがあるがですか?」と訊かれ、無言を貫きました。
そして、「まっ。地獄に行くと思ってやりたいこと全部やってからいったほうがいいぞ」と。「三村屋」の職人だったヤムさんが、どうして、高知に流れ着いたのかも含め、ヤムおんちゃんの過去が気になりました。
それよりも気になるのは、蘭子と豪の恋の行方ですが……。
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