夫婦だけの問題じゃない! 離婚を思いとどまった子供の一言
子供のある一言で「夫婦だけで離婚を決めるべきじゃない」と考え直した女性たち。いったい子供になんと言われたのでしょうか?
1. どっちもいないと楽しくない
喧嘩ばかりしていた夫と離婚の話が出ました。なので、子供に『パパとママが違う家に住むことになったらどっちと住む?』って聞いたんです。
そしたら『選べない』と返ってきました。『パパもママもどっちもいないと楽しくないもん』と。
留守がちな夫に懐いてないと思っていたので『どっちもいないと楽しくない』と言われておどろきました」(43歳・子供9歳)
子供にとって父親も母親も唯一無二の存在ですから、「選べ」と言われても難しいのでしょう。
2.親の都合で転校はいや
「離婚がほぼ決定した段階で子供にそのことを伝えたんです。私と一緒に引っ越す段取りを整えて、転校することも伝えました。
そこで言われたのは『巻き込まないで』でしたね。加えて『俺はここに残る』と言われました。
親の都合で仲のいい友達と離れ離れになるのは嫌だったそうです」(44歳・子供14歳)
子供には子供の世界があるもの。そこを考えずにいたため、「自分勝手だった」と反省して考えを改めたそうです。
3. 諦める前に…
「娘にパパと別れようと思ってるって話したら、『それしか方法はないの?』って言われました。『ママはできること全部したの?』って。ハッとしました。
そうだよな、やるだけやってみてからだよなって思いました」(39歳・子供11歳)
娘さんが失敗したとき、よく「こっちは試してみた?」と声をかけていたそう。「諦める前にすべてやってみる」という教えは、娘さんにしっかり引き継がれているみたいですね。
4.俺たちにも意見がある
「夫と大喧嘩して『離婚する!』って話でまとまったとき、息子たちに『こっちの気持ちはどうなるの?』と言われました。
その言葉で2人とも冷静になり、とりあえずは仲直り。その後、息子たちから『俺たちにも意見があることは、今後も忘れないでほしい』と念押しされました」(42歳・子供15歳/12歳)
離婚はつい大人だけで話を進めてしまいがち。ですが、子供にも考えがあります。それを尊重しましょう。
たかが一言、されど一言。その言葉が人生を変える
彼女たちは、第三者から「旦那さんも、思わず言っちゃっただけでしょ?」「我慢できたんじゃない?」などと言われることもあったのだとか…。しかし、我慢していた妻にとって元夫のその一言は、なによりも傷つく一言だったはず。
DVや借金苦など、子供のためにも「離婚したほうがいい」と思うケースもあるでしょう。しかし、子供も1人の人間です。「こうしたい」という思いがあるはずですから、結論を出す前に子供の意見にも耳を傾けましょう。
(2022年11月、2024年7月の初出を元に再構成)
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