広末涼子は起訴されるのか、執行猶予は付くのか…時速165キロで新東名の左右側壁に4度激突もブレーキ痕なし
追突前、女優の広末涼子(45)は高級SUVのアクセルを踏み込み、時速165キロ以上の猛スピードで高速道をぶっ飛ばし、トンネル内で左右の側壁に4度激突。現場にブレーキ痕は残っていなかった。
4月7日、静岡県の新東名高速道路で広末が運転する車が大型トレーラーに追突した事故で、追突前、165キロ超の速度が出ていたことが分かった。今月5日、共同通信が報じた。現場の通常時の制限速度は120キロだった。
静岡県警は原因究明のため、先月28日、本人立ち会いのもと、現場で実況見分を行った。事故当日、広末は浜松サービスエリアで同乗の男性と運転を交代。午後6時50分ごろ、粟ケ岳トンネル内で3車線道路の左車線を走行中、左側壁に衝突し、その反動で車線を横断して反対側の壁に衝突。さらに一番左の走行車線でトレーラーの後部に追突後、再び左右の壁にぶつかって一番右の追い越し車線で停止した。
広末自身は軽傷だったが、同乗の男性が骨折の重傷。県警は4月、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで東京都世田谷区の広末の自宅を家宅捜索。広末は5月に双極性感情障害、甲状腺機能亢進症と診断され、芸能活動を休止している。
危険運転致死傷罪は進行を制御することが困難な高速度で自動車を走行させ、人を死傷させた場合などに適用され、罰則は15年以下の拘禁刑だ。広末は同罪で起訴されるのか、それとも「7年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金」の過失運転致死傷罪となるのか。
「危険運転致傷罪で起訴されなければ、逆におかしい」と弁護士の山口宏氏がこう言う。
「45キロオーバーといっても、制限速度80キロの高速道を125キロで走行するのと、165キロではリスクが全然違います。普通の人はそんなスピードは出しませんし、怖くて出せません。ましてや暗くなった時間帯で、事故を起こしたのは視界の悪いトンネル内です。スピードの出し過ぎにより制御不能になったと考えられます。しかも壁にぶつかっても一度もブレーキを踏んでいない。危険運転致傷に該当し、起訴される可能性は十分あります。追突したのが大型トレーラーだったため、運転手は無傷でしたが、相手が軽自動車だったり、複数の車にぶつかっていたら、それこそ大惨事になっていたかもしれません。今回のケースは死者がいなかったため、重傷を負った同乗者が刑事処罰を求めないのであれば、執行猶予が付くのではないか」
大事故につながらなかったからといって、済まされる問題ではない。
エンタメ 新着一覧