有吉弘行「全く面白くない」のに紅白3年連続司会 今年はさらなる「安全運転」不可避のジレンマ
10月14日に発表された第76回NHK紅白歌合戦の4人の司会のうち、唯一の男性となったお笑い芸人の有吉弘行(51)。2023年から3年連続の司会となるが、X(旧ツイッター)には《話術のない「有吉」がなぜ??? 全く面白くない!!!のに》といった不満の声が続々だ。
「過去2回の放送を見れば分かりますが、有吉さんの司会ぶりは本人お得意の『毒舌』を“完封”したうえでの『超安全運転』。紅白という伝統と格式のある番組に傷を付けてはいけない以上、台本通りの安全運転は当然ですが、有吉さんが司会である意味があるのかなんて不満が噴出するのも無理はありません」(テレビ誌ライター)
ファンならずとも、紅白でもちょっとぐらい”毒”を吐いてもいいんじゃないかと思ってしまうが、「そうもいかない事情がある」とテレビ番組制作会社ディレクターがこう明かす。
「毎年恒例、9月に放送された『有吉の夏休み』(フジテレビ系)では、一緒に出演した野呂佳代さんの体形についての有吉さんの毒舌が《度を越している》などと炎上しました。かつては許された毒舌も、昨今は視聴者もコンプライアンスに厳しい時代。視聴者からは《野呂佳代ちゃんの体形いじりマジでしつこい。うまくかわしてるから番組が成り立ってるだけで老害すぎるー》といった声が上がっていたほどですからね」
有吉が、お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐(53)に「おしゃべりクソ野郎」とあだ名をつけたのが2007年のこと。毒舌芸で大きく躍進し、一時は時代の寵児とももてはやされたが、その本人に「老害批判」が出る時代になったということか。もっとも、そんな批判が出ること自体は「必ずしも悪い兆候とは限らない」とスポーツ紙芸能デスクはこう指摘する。
「1994年に『猿岩石』を結成してから31年、毒舌芸で再ブレークしてから18年。有吉さんもベテラン芸人として認識されるようになってきたからこその批判でしょう。加えて有吉さんが紅白で司会を務めるのは、ご存じの通り3回目。回数では大泉洋さんに並びましたし、来年も、となれば内村光良さんの4回にも並びます。安全かつ安定した司会者という認識が広まれば、ベテラン芸人から『重鎮』と呼ばれる日も近い」
芸人人生、長い目で見ればNHKに恩を売っておいて損はない。やっぱり今年も毒舌は封印、面白さより「超安全運転」で行くしかない!
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