Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に
【続・あの有名人の意外な学歴 】#7
目黒蓮&佐久間大介(Snow Man)
◇ ◇ ◇
「ここ数年でもっとも伸びたタレントは間違いなくSnow Manの目黒蓮(28)」と話すのは大手広告代理店マーケッター。CM本数男性部門で2023年までランキング外だったが、24年は8社で12位タイに登場。25年上半期は10社で4位タイまで浮上した。STARTO ENTERTAINMENT所属のタレントでは唯一ランクインした。
「旧ジャニーズ騒動の痛手は大きく、今なお企業の多くが及び腰の中でアッパレというほかない。クールなイメージが強い目黒だが、バラエティーへの露出が増えるにつれ、本来のちゃめっ気が出てきてお茶の間のウケもよくなった」とマーケッターは分析する。
東京・大田区生まれ。小中は地元の公立。中学2年の秋にジャニーズ事務所に入った。「全面的にバックアップしたのはお父さん」と話すのはジャニーズ事情にくわしい芸能記者。目黒が入所して3年後には建設会社を立ち上げた。
「元々は腕のいい大工さん。会社を設立したのは息子のためだった。水ものの芸能界に入って、いつダメになっても食べていけるように、戻ってこられる場所をつくっておいたんです」
父の目黒への溺愛ぶりを示すエピソードがある。ジャニーズに入る前から、地元ではその美男子ぶりが評判になっていた。ファンクラブができるほどのモテモテにカチンときたヤンキーたちが目黒に因縁をつけた。下を向きながら帰ってきた息子から事情を聴いた父は激怒。ヤンキーたちを呼びつけ土下座させたというのだ。
「土下座の真偽はともかく、相手を震え上がらせたことだけは間違いない。迫力満点のお父さんですから」(同記者)
中学を卒業すると、タレントやその卵が集まる日出高校(現目黒日本大学高校)芸能コースに進んだ。元々は女子校だったが、05年に共学化すると、「芸能人を受け入れている学校の中で、とりわけハンサムが揃っている」(芸能プロダクション元幹部)と評判に。横浜流星は目黒の同期である。なお、残念ながら昨年、芸能コースは廃止された。
大学は城西国際大メディア学部に進んだ。同学部ではSnow Manの先輩メンバーの佐久間大介(33)が先に学んでいた。佐久間が卒業すると、入れ替わるように目黒が入学した。「2人ともメディア学部に新設された映像芸術コースで学んでいる。将来に生かせると考えたのだろう」と同大関係者は推測する。
「かつて、旧ジャニーズ事務所では大学進学をあまり推奨していなかった。しかし、世紀が変わる前後から本人の判断に委ねるようになり、行くのがごく当たり前になってくる」と前出の芸能記者は話し、こう続ける。
「タレントたちも事務所が生涯、面倒をみてくれるわけではないことに気づき始めた。やめたあとのことも真剣に考えるようになったんです」
目黒も含め、どんなスターでもいつはしごを外されるかわからないのである。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
エンタメ 新着一覧
