中居正広氏と昵懇のフジ元編成幹部のスイートルーム代はどうなった? 新取締役が「経費問題」で辞任
フジテレビが7日、不適切な経費精算が確認されたとして、今年3月に就任したばかりの安田美智代取締役が同日付で辞任したと明らかにした。フジの内外では呆れる声と不祥事を惜しむ声が入り乱れている。なぜなら、社会部の“エース”として知られた安田氏の取締役への抜擢は、中居正広氏(53)の問題で揺れる同社にとって、起死回生のサプライズだったからだ。
「安田さんは経営推進担当局長兼開発企画統括というポジションから“飛び級”扱いで取締役に起用された期待のバリキャリ。ニューヨーク支局員時代に9.11に遭遇し、現場をリポートしたことでも知られるジャーナリストで、司法キャップや社会部デスクを歴任したやり手として知られていました」(フジテレビ関係者)
ところが、同社が今年9月中旬に社内チェックを行ったところ、一部の経費精算に疑義が認められたという。外部専門家や関係部局も入れて調査を実施すると、会食費用や物品購入について事実と異なる経費精算を行っていたことが複数確認された。安田氏は事実を認め、返金の意向を示すとともに取締役辞任を申し出たという。
今回の安田氏の辞任で改めて注目が集まりそうなのが、中居氏のトラブルの当事者の一人である元編成幹部「B氏」らが企画した“接待費”の扱いだ。
フジと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが今年3月に公表した第三者委員会の調査報告書によると、《B氏は、2021年11月頃、タレントU氏及び中居氏とともに、外資系ホテルαのスイートルームでの会合(以下「スイートルームの会」という)の開催を企画していた》とある。B氏が支払った料金は38万1365円で、番組のロケなどの施設使用料の名目で同社へ請求されていたことが明らかにされた。
清水賢治社長は、B氏の経費精算をめぐり「実態は報告書の通りでタレントとの飲食会合。名目上は不適切な経費申請だったと判断している」として返金請求も含めて対応するとしていたが、B氏が38万円を返金したという発表や報道は今のところ見当たらない。
「B氏は10月1日付の人事で『コーポレート本部人事局付主任』から『コーポレート本部デジタル戦略統括室主任』への配属が決まりました。退職するのでは……という報道もありましたが第一線に返り咲く可能性すらあるともっぱらです」(前出のフジテレビ関係者)
安田氏の方が入社年次が上だが年齢はB氏と近い。スイートルーム代の経費が認められ、安田氏だけが厳しく糾弾されるとしたら会社に不信感を募らせる社員も出てきそうだ。
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沈静化した中居正広氏の騒動だが、B氏へのフジの大甘処分といい、はっきりしないことはいろいろある。気になるなら【関連記事】も要チェックだ。
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