ケンコバ4年前の“予言”が大バズり!粗品「THE W」酷評審査で浮上した「お笑い界は破滅する」論
お笑い芸人ケンドーコバヤシ(53=写真)の4年前の“予言”が、XなどSNSで大バズりしている。注目を集めているのは2021年8月のマイナビニュースによるインタビュー記事で、最近のお笑い界をどう見るかと尋ねられたケンコバは、「もうすぐ破滅するんじゃないですかね」と、こんな話をしていた。
「いよいよお笑い芸人側が、お笑い論を語る時代になってきました。人気番組も今そういうものが多いじゃないですか。“芸人としての心構え”とかそういうのを語る番組が。『あ、これはもう近々破滅するな』と思っています。それは過去の色んなエンターテインメントの歴史が証明しています。一度プロレスが地に堕ちたのも、そういうところありますからね」
ケンコバはプロレスの話に絡めて、「『マニアがジャンルを潰す』という言葉があるんですよ。僕もそのマニアの一人でした。先鋭化し過ぎて、何か、認めなくなってくるんですよね。『こんなの甘い』と。そんな状況になってくる」。それと最近のお笑い界の状況が似ていると語っていたのだ。
なぜ、ケンコバの4年前の“予言”が今になって話題になっているのか。きっかけは、12月13日に生放送された女芸人No.1決定戦「THE W 2025」(日本テレビ系)で、初めて審査員を務めたお笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(32)が“酷評”を連発し、物議を醸したからだ。
粗品はトップバッターの「もめんと」から、「前半がフリにしてもおもんなさすぎ」などと辛辣で、途中、出場者の「エルフ」荒川(29)から、「Wから出て行ってくれませんか! 迷惑なんです」とツッコまれるひと幕も。
「それでも粗品さんは、番組の最後まで『賞金1000万にしてはレベルの低い大会やった』とぶった切っていました。粗品さんが会場をピリつかせてくれたおかげで《今までのTHE Wの中で一番面白かった》という意見もありますが、ケンコバさんの言うように“先鋭化”しすぎて、一般視聴者を置き去りにした感は否めません」(スポーツ紙芸能デスク)
SNS上にも《粗品さんの審査芸は、見ている方は一時的にスッキリするかもしれないけど、ずっと続いていくのは見ている方もキツイ》《粗品の審査評って、的確だとしてもテレビの有象無象の大衆向けじゃないのかもね》という“酷評”も。《(お笑いは)理由は考えずにただ面白くて笑っているという状態で見ていたい》という“本音”もチラホラある。
「打ち切りの噂もあったTHE Wの制作サイドから“劇薬”の役割を期待され、汚れ役を買って出た部分もあったのでしょうが、粗品さんが言うところの“質の悪い客”、笑いたいだけの大多数の一般視聴者にすれば、彼の審査芸はマニアックすぎて、たぶんTHE Wの中で一番おもんなかったのでは。粗品さんはM―1、R-1王者と実績は十分なんですけど、素人からお笑いマニアまでうなる笑いに“昇華”できていなかったのが、残念でなりませんね」(お笑い番組プロデューサー)
ケンコバの“予言”は的中してしまうのか。
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その“先鋭化”の萌芽がすでに出ているのではないだろうか。関連記事【もっと読む】芸人の地上波離れ加速の深層…霜降り明星はレギュラー1本に、令和ロマン「テレビに出ない」…では、テレビに出なくなり始めたお笑い芸人たちについて伝えている。
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