再始動第一報は映画のヒロイン
3月4日、欅坂46から脱退した平手友梨奈(18)が、岡田将生(30)と志尊淳(24)ダブル主演の映画「さんかく窓の外側は夜」(10月30日公開、松竹配給)に、呪いを操る女子高生のヒロイン非浦英莉可(ヒウラエリカ)役で出演することが発表された。また、自身の公式サイトも同日オープン。同映画への出演情報や新しいビジュアルショットも掲載された。
脱退後の進退が不明だった平手のこの2つの同時正式発表に、ファンからは「夢のようだ」、「ずっと待ってました!」、「公式サイトも出来てこれからも応援できるってことだよね」と歓喜の声が上がった。
所属先やスタッフは欅坂46時代と変わらず
また“脱退”以後、その言葉尻りをとらえ様々な憶測が飛んでいたが、同公式サイトは欅坂46が所属するSeed & Flower合同会社により設立されていたことで「解雇とか辞めさせられたわけじゃなかったんだ」という安堵の声も多く見られた。
それもそのはずで平手は欅坂46を“卒業”していない。自身の口からは「欅坂46から“離れる”ことになりました」としか語っていないのだ。同サイト画像の撮影は神藤剛氏、ヘアメイクはMao氏。欅坂46時代から変わっていない。
「友梨奈さん、僕はあなたのお芝居が好きだったんですよ」
ともあれグループから離れ、個人としての活動を女優としてスタートさせる平手。欅坂46時代、18年9月に自身初出演にして初主演の映画「響 -Hibiki-」では第42回日本アカデミー賞新人俳優賞、第31回日刊スポーツ映画大賞新人賞、第28回日本映画批評家大賞新人女優賞など数々の賞を受賞している。
日本アカデミー賞授賞式の模様が日本テレビにて放送された際には、番組MCで辛口のベテラン俳優・坂上忍が「僕は平手さんの独特の空気感に驚いて……」と称賛。授賞式司会の大御所俳優・西田敏行からも「友梨奈さん、僕はあなたのお芝居が好きだったんですよ。心の中に青白い光がグッと炎が燃えていて、ものすごい燃焼量を感じました。すばらしいです」と絶賛されていた。
そんな平手だが、演技経験は浅い。同作品まで映画の出演歴が無いだけでなく、ドラマも17年に欅坂46総出演(いわば身内ばかりの“村内ドラマ”)の「徳山大五郎を誰が殺したか?」(テレビ東京系列)、「残酷な観客達」(日本テレビ系)で主演を務めたのみだ。
演技派・松岡茉優も羨む“あっち側”の人
数々の賞を受賞している女優の松岡茉優(25)は19年4月、ラジオ「アフター6ジャンクション」(TBSラジオ)で平手について“天才”、“最初っから出来る人”の例として、「響で平手さんを見た時に、うわっ! 何の躊躇もない! と思って。瞬きの数とかアップで映されても何も動かないとか」「やっぱりいるんですよね、あっち側の人って!」と興奮気味にその凄さを語っていた。
以後数々の映画オファーを受けた中でも、「さんかく窓の外側は夜」への出演を決めた平手に感謝した同映画監督の森ガキ侑大氏。平手はインタビュー映像で「エリカの孤独さとか虚無感とか、なかなか人に心を開けないとか、自分にもリンクする部分があった」と言い、映画公式サイトでは「ヒウラエリカが抱える“想い”と、純粋にこの素敵な作品を届けたいと思いました」と出演オファーを受けた理由を語っている。
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