8.12発売「欅共和国2019」にファン歓喜
欅坂46のライブ映像作品「欅共和国2019」が来週12日に発売予定だ。富士急ハイランド・コニファーフォレストにて昨年7月5~7日の3daysで行われた野外ライブが初めてDVD/Blu-ray化(以下、円盤化)されるとあって、ファンは予告ダイジェスト映像に沸いたり、HMV宣伝用冊子の争奪戦が起きたりと盛り上がりを見せている。
以前の記事「欅共和国2019 平手“生中継前ハプニング”を救った欅坂46の絆」ではライブ2日目、平手友梨奈(19)が不調を訴えつつも欅坂46メンバーたちの励ましにより、ライブとその後に入った音楽特番の生中継を乗り切ったということをお伝えした。
「欅共和国2019」DVD/Blu-rayではその翌日である千秋楽の模様が収録されている。2日目のハプニングを乗り切り復活を遂げた平手と、欅坂46の躍動する姿を観ることができるだろう。
イケメン船長の平手、1期生と2期生の融合…
なかでも見どころは、17年から開催されている「欅共和国」史上最も多い水量を使用した放水で溢れる夏の野外ライブの解放感、プロジェクションマッピングで巨大ポセイドンが現れるなど大掛かりな演出、イケメン船長ルックの平手と、同じく可愛らしくもカッコいいマリンルックに身を包んだ欅坂46メンバーの雄姿、そして1期生と18年11月加入の2期生の融合だ。
19年4月には大阪で、5月には武道館でそれぞれ3周年記念公演が行われているが、4月の大阪公演ではまだ欅坂46という大きすぎる看板を前に「おじゃまします」という感じで初のライブ参加をした2期生。5月の武道館でも激しいパフォーマンスが連発される怒涛のノンストップライブで1期生に必死に“喰らいついていく”という感じだった。それが7月に行われたこの「欅共和国2019」ではしっかりと成長し、1期生と2期生が一体となってひとつの欅坂46というグループを形成している様を見せてくれた。
リスタート前に他ライブの円盤化も切望!
特に「太陽は見上げる人を選ばない」という楽曲ではセンターステージでメンバーたちが円になって「境界線なんていつの日か消えて行く」と歌い、まさに1期生と、彼女たちが初めて迎えることになった2期生が一つになっている象徴のように見えた。この2期生の成長なくして「欅共和国2019」はもちろん、後に続く9月の初の東京ドーム公演成功はなかっただろう。
ここで、欅坂46が今年10月、その名の歴史に幕を閉じる前に切望することが1つある。「欅共和国2019」だけに留めず、今まで発売されてこなかった数々のライブを円盤化して欲しいということだ。
前述の東京ドーム公演は「欅坂46 LIVE at 東京ドーム ~ARENA TOUR 2019 FINAL~」と題して、平手ら3名が卒業・脱退発表した直後の今年1月に円盤化されすでに発売されている。しかしそれをカウントしても、欅坂46は16年のデビューから活動4年半の間に幾多のライブを行ってきていながら、「欅共和国2017」、「欅共和国2018」と合わせ、3つのライブしか円盤化されてこなかった。この3作品はいずれもセールス10万枚超えと女性アーティストとしては異例のメガヒットを続けているにも関わらずだ。
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