程よく力を抜いて相手への執着を少し手放すだけで、居心地がよく、ずっと一緒にいたいと思われる特別な存在になれます。今回は、程よい力の抜き加減を解説したいと思います。
不満になる原因は、その頑張りです
好きな人のためなら、どんなことでも頑張れるという女性がいますよね。
疲れていても彼のために料理を作ったり、掃除をしてあげたり。母の日には、彼のお母さんにまでカーネーションを用意するような“気配りのできる女性”。
その深層心理は、自分も愛されたいからです。
同居生活がスタートしてケンカが起こる原因の一つに、「急な飲み会で食事がいらなくなった」という夕食のドタキャンがあります。仕事の付き合いだとわかっていても、「折角用意したのに!」と面白くありません。
新婚6カ月、共働きの会社員Aさん(34)と事務職の奥様(31)のケース
週末に夕食のメニューをあれこれ考えていた奥様は、仕事帰りに慌てて食料品を買い込み、帰宅後着替える間もなくサラダを作り、チキンをオーブンで焼く仕込みをして待つこと1時間。
LINEの着信を見ると「ごめん。今日飲み会いくわ」と、夫から。その後、奥様は食事もせずに眠っていたそうですが、Aさんが帰宅して台所のゴミ箱を見ると、調味料がついたままの生チキンが無残に捨てられてあったそうです。
「彼女が怒っているって、はっきりわかって怖かったです」
翌朝、Aさんは奥さんに言いました。
「昨日はごめん。でも、疲れているなら無理しないで。僕はお弁当でもウーバーでもなんでもいいし、これからも急な付き合いもあると思う」
この先、飲み会があると言いづらいのも嫌だし、ケンカになるようなことも避けたかったそうです。奥さんがチキンをゴミ箱に投げ捨て、ふて寝するほど腹がたった理由は、“忙しいのに一生懸命頑張った”からでしょう。
それが不機嫌になる原因であるのなら、肩の力を抜いてみるのも楽ですよ。「今日は飯いらない」なんて言われたら、ラッキーだと羽を伸ばしてみてください。
ただし、頑張らないのと怠けるのとでは大きくニュアンスが違います。それが不仲の引き金になれば、目も当てられません。誰のためにもなっていないということです。
男性は言葉でほめるだけで充分
彼にはぜひ、英語で言う“リップサービス”の大放出をしてあげてください。
何かを買ってプレゼントをするよりも、身の回りの世話をマメにしてあげるよりも、ほめるところがなくても無理にでもほめてあげましょう。
ご馳走なんか作るのは、時々の方が感動は大きいものです。それより何より、「あなたって偉いね。すごいね」と、ほめ殺しする方が愛されます。
彼もオトナですから、自分のことぐらい自分でできるはず。時々気が向いた時だけ、ちょっぴり尽くしてあげるだけで充分です。優しさを小出しにすることで、彼も感謝します。
「程よい手抜きのススメ」とは、男性に世話を焼きすぎないように自分をコントロールすることなのです。
植木でも大事に毎日水を与えすぎると、根腐れします。“いい加減”は、“良(よ)い加減”です。
相手が弱っている時のみ母性を出す
相手が元気はつらつ中に、菩薩のような優しさは一切必要ありません。
ただし、病気やケガ、親や友人が亡くなるなど、本気で相手が弱っている時こそ、母性を出して相手を守ってあげましょう。
そんな時に全力で相手をサポートすれば、必ず二人には深い絆が生まれます。
それ以外の時、女はわがままでいても大丈夫です。
満足の3歩手前状態が一番楽しい
大富豪がよくいう、「欲しいものは特にありません」という言葉。こんな言葉を聞くと、幸せなのかどうか疑問を持ちますね。
すべてがいつでも手に入るとなると、楽しくはないかもしれません。恋愛においても同じことが言えます。
相手が自分に100%確信を持てるほど愛情をささげてくれると実感すると、安心はしますが心は燃えません。揺るがない心をくれる相手に対しては、優先順位が低くなります。それは自分を理解して許してくれるという甘えから来るのですが、浮気や心変わりなどの危険性も伴います。
絶対的な愛情を持っていると思われない方が、楽しい幸せな状態なのです。
「相手のいうことを聞きすぎない」「自分軸をずらさない」この2つを実行すると、満足の3歩手前が実現できる可能性が高くなりますよ。
まとめ
頑張ることが楽しければいいことなのですが、見返りを求めた頑張りはストレスを生み出します。
自分がハッピーでなければ、他人をハッピーにはできません。程よい手抜きは、幸せのへの一歩!
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