猫を上手に撮る7つのテクニック 女性のポートレートのように

コクハク編集部
更新日:2021-03-25 01:09
投稿日:2021-03-23 06:00
 スマホやデジカメで飼い猫を撮影し、SNSにアップすることが多くなったという方も多いはず。しかしせっかくならインスタやFacebookで“映える”写真を撮りたいもの。そこで今回は、コクハクで「きょうのωにゃんたま」を好評連載中の猫カメラマン・芳澤ルミ子氏に、ひとつ上を行く「猫の撮影方法」を聞きました。

猫が心を開いてくれるのを待つ

 芳澤氏によれば、猫の撮影は、女性のポートレート撮影に似ているといいます。

「『はじめまして』の猫なら、自分は安心安全なカメラマンで、決して怪しい者ではないということをまずは認識してもらう。日頃、コミュニケーションがとれている飼い猫でも、カメラを向けられると緊張してしまう場合があるので、撮影前に猫にカメラの匂いを嗅いでもらって、危険がないかどうかチェックしてもらうのも良い方法です」

 最も大切なことは、被写体である猫がリラックスして心を開いてくれるまで焦らずゆっくり待つことだそう。

「興奮する気持ちを少し落ち着かせて、穏やかなテンションで(これが難しいのですが……)、猫の魅力をほめ称えながらシャッターを切り始めましょう」

 ここで取り上げた芳澤氏が語る「7つのテクニック」を参考にしてみましょう。

テクニック1. 光を操る

 光の方向を意識し、猫のやわらかさや毛並みの美しい質感を表現する(写真A)。強い太陽光が猫の上から差す場合は顔に影ができてしまい、正面からの光は猫全体がのっぺりした印象になりがちに。やわらかい光が回る場所での撮影が理想だが、自然光撮影の場合、条件が揃わないとなかなか難しい。常に「光と影」を意識しながら角度を変えてカメラを構えてみよう。

テクニック2. キラッと大きな目に

 猫の瞳を大きく輝かせて、可愛さを際立たせる。猫は目に入る光量によって瞳孔の大きさが変わるので、猫の黒目を大きく撮るには、日陰や、明るすぎない室内で撮影するといい。また、カメラに取り付ける「クリップオンストロボ」を使って、天井や壁に向かって発光させれば暗い場所でも光が回り、瞳にアイキャッチが入るので、生き生きした表情に写すことができる。

テクニック3. 猫らしい動きやしぐさを捉える

 シャッターチャンスを逃さぬよう、猫にロックオン。猫は、次のアクションまでのリーチが長いもの。じっとカメラを構えて猫と呼吸を合わせてみよう(写真C、D)。

 また、突然予測しない方へ飛んで行ったりするので、日頃から動体視力を鍛えておくことも肝心だ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


透明ボードの下から失礼しますよ♡ 不思議&かわいい空飛ぶ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
未来のような街の先に…
 未来のような街は、まるで先の見えないトンネルのよう。  その先にあるものは明るいものであってほしい。
ほっこり癒し漫画/第77回「もふもふサマー」
【連載第77回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【難解女ことば】蒲魚、何て読む? 予測変換出てこない…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
8年前に“ゆるFIRE”した男 新NISAより確実なリターンは自分への投資
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
母親は夢を諦めなきゃダメですか?夫を「支えてあげて」の言葉が悔しい
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活をしている。  夜...
浮気より酷い夫の裏切り SNSには私の知らない「もう1人の彼」がいた
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活を暮らしている。 ...
妊娠妻の電話に出ない…いまだ夢見る漫画家志望の夫とワンオペ妻の軋轢
 初夏の印象が霞むほどの汗ばむ陽気の午前中。  林絵里奈は井の頭公園の池のほとりのベンチに腰を掛け、在りし日のデー...
「晩ごはん何?」焼肉、すき焼き却下でもやし炒め! 家族間攻防LINE3戦
 仕事で疲れて帰宅した時、一番楽しみなのは晩ごはんですよね! とはいえ、主婦としては毎日の晩ごはんのメニューを考えるのも...
【ファミマ】コンビニ衣類正直レビュー、ショーパンゆる履きはOKだけど
 ファミリーマートとファセッタズム(FACETASM)のデザイナー落合宏理氏が共同開発した衣類「コンビニエンスウェア」。...
【独自】すいかばか初の“夕方専用すいか”、気になる出来栄えは?
 すいか生産量全国47位、ごくごくレアな山梨県ですいか作りに情熱を注ぐ「寿風土(こどぶきふうど)ファーム」代表の小林栄一...
インフルエンサー退職願望のアラフォー、“発信=スキル”なる大きな勘違い
 普通の会社員を続けることに不安を感じる女性が増えています。周囲に自分の才能を活かして稼いでいるがいると、「自分も何か発...
職場やママ友“ケチな人”との付き合い方5選 1円単位で文句ブーブーは勘弁
「この飲み会、私はあまり飲んでないから、あなたたちが多めに払ってくれるよね?」「ここの料理、5,000円もするの? え〜...
背徳感がたまらにゃい♡ ガラステーブルの下から見る涼し気“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
夏場の観葉植物、様子が変!間違った育て方、救済法、最新便利グッズまで
 危険な暑さが続く夏。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は古い平屋の建屋のため、エアコンをフル活用しても、毎日が熱中...
きっと、夫も気付いていた…40女が長年の“腐れ縁”にケリをつける日
 実は筆者には、結婚前から長く続いている“腐れ縁”があります。その相手を仮にP氏とします。