敬遠されがち…思い込みが激しい人の5つの特徴&脱け出す方法

コクハク編集部
更新日:2021-05-11 06:00
投稿日:2021-05-11 06:00
 何気ない人の言葉や行動に傷ついたり、落ち込んだりすることってありますよね。実は、そんな人の中には、思い込みが激しい人もいます。あなたのことを言っていたわけではないのに、勝手に「私の悪口を言っていた」なんて思い込んでしまえば、必要以上に傷つくことになるでしょう。そこで今回は、思い込みが激しい人の特徴や、思い込みの激しさから脱け出す方法をご紹介します。

思い込みが激しい人に見られる5つの特徴

 思い込みが激しい人の中には、「自分はそうじゃない」と思っている人が少なくありません。でも、自分のことは意外と気づきにくいもの。この機会に、自分に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。

1. 極端な思考を持っている

 思い込みが激しい人は、ネガティブもしくはポジティブという両極端な思考を持っています。

 ネガティブな人は何でも悪い方向に考えてしまうため、周りの目や意見をマイナスに捉えて落ち込んでしまいます。逆に、ポジティブな人は何でも良く考えてしまうため、人から注意されても「たいしたことない」と考え、受け入れません。こういった極端な思考から、自分だけでなく人を傷つけてしまうこともあるでしょう。

2. 自分の考えが正しいと思っている

 同じ問題が発生しても、人によって考え方が異なるため、対処方法も変わってきます。その点、思い込みが激しい人は、さまざまな選択肢の中から最善の方法を選ぶことが苦手。

 たとえ、リスクが高い方法だとしても「これが一番正しい」と、決めつけてしまいます。周りからは、「その方法ではダメだよ」と言われても、一切聞く耳を持ちません。 

3. 自己嫌悪に陥ることが多い

 人間関係を円滑に進めるためには、相手の気持ちになって話をしたり、行動することが大切です。しかし、時には伝え方や対応を間違えてしまうこともあるでしょう。 

 そんな時、「どうして、あの時あんな言い方をしてしまったのだろう」「傷つけてしまったのではないだろうか?」と、後悔して自己嫌悪に陥るのも、思い込みが激しい人の特徴です。相手はまったく気にしていないことでも、「私がいけない」といつまでも自分を責めてしまいます。

4. 感情的に行動してしまう

 思い込みが激しい人は、一時の気持ちで突っ走ってしまうのも特徴の一つです。たとえば、「私の悪口を言っている」と思い込むと、後先考えずに相手に詰め寄ったり、激しく落ち込んだりします。

 後で冷静になれば、「そんなわけがないな」とわかることでも、思い込みで感情を抑えられなくなる人も多いでしょう。

5. 人の意見を聞き入れない

 何か問題が起きた時、悩んでいる時、人の意見を聞くのはとても大切なことです。客観的な意見を聞き入れることで、新たな解決策が見つかることも少なくありません。

 しかし、思い込みが激しい人はマイルールがあるため、これができません。自分なりの考えがあり、それ以外の考えは受け入れることができないため、人からのアドバイスはむしろ「迷惑」とすら思っている人もいるかもしれません。

思い込みの激しさから脱け出すにはどうしたらいい?

 思い込みの激しさから周りに迷惑をかけたり、トラブルを起こしている人もいるでしょう。そんな人は、「この思い込みから抜け出したい」と思っているのではないでしょうか? そこで、以下5つの意識改革を行ってみてください。

1. 人の意見を聞く

 思い込みが激しい人は、一人で自分なりの考えや結論に達しようとします。もちろん、自分で考えて結論を出すというのはとても大切なこと。

 しかし、より良い結論を出すためには、視野を広げることが必要です。そのためには、人の意見を受け入れることも大切。「そんな考え方もあるんだ」と、新たな発見をすることもできます。人の意見に流されるのではなく、それを踏まえた上で自分なりの答えを出せるようになると良いですね。

2. 何事も確認する癖をつける

 物事を「こうなんだ」と決めつけてしまうと、間違えを起こしてしまう可能性があります。それを防ぐためには、「これは、本当なんだろうか?」と、何事も確認することが大切です。

 思い込みが激しい人は、この確認作業をスルーしてしまう人が多いですから、普段から“確認癖”をつけるようにしましょう。

3. 客観的に見る

 トラブルが起きた時、当事者となれば焦るのは当然ですし、パニックになる人が多いでしょう。

 しかし、そんな時こそ客観的に見ることが必要。思い込みが激しい人は、焦って感情的に行動してしまう人も多いですから、いったん落ち着いて客観的に物事を見るようにしましょう。そうすることで、見えてくるものも変わってくるはずです。

4. 感情的にならず、冷静に判断する

 思い込みが激しい人は、相手の気持ちを考えずに行動する人が多い傾向にあります。嫌なことが起こると、ついつい感情的に対応してしまい、失敗してしまうこともあるはずです。

 そのため、なにかトラブルが起こった時には、一時の感情で行動せず、冷静に判断するよう意識しましょう。後々のことまで考えて判断することで、失敗や後悔が少なくなりますよ。

5. 焦らずに行動する

 ピンチの時には、冷静な判断がしづらいもの。慌てて対応してしまって、おかしな行動をしてしまう人も多いです。何が起きても焦らないというのは難しいことですが、「どうしよう」と思った時こそ、すぐに決めつけずに、まずはじっくりと考える癖をつけましょう。

思い込みが激しいと損をする! 意識を変えてスムーズに生きよう

 思い込みが激しく、感情的に行動することで物事がうまくいくこともありますが、人間関係に支障をきたすこともあります。情熱があるのに、それが相手に伝わらないというのはもったいないですよね。

 もしも、自分が思い込みが激しいという自覚があるのであれば、今回ご紹介した抜け出し方を試してみてください。思い込み癖がなくなれば、もっと人付き合いや仕事がスムーズに進められるかもしれませんよ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


ツー“にゃんたま”撮影に成功!さらに茶色のイケ猫が…♡ 可愛いアクシデントあるある
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お客は昔の恋人か? 傲慢な一言に「じゃあ、あんたがやってみろよ」と反論するか問題
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
酔っ払い同士のLINEに爆笑! きのこたけのこ論争から記憶喪失コンビまで恥ずかしっ…
 人はお酒を飲むと日頃心に秘めている本音が出てきますよね。酔っ払い同士のLINEをのぞいてみると、本音同士の面白い会話が...
商店街で「縄張り荒らし」騒動が勃発! ムキムキお兄さんを近隣おじさまと奪い合う…顛末はいかに
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
中年のニラが歯に挟まる問題。口内インフラも老朽化するのだ。治療は保険治療か、それとも自費か
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
ワーママも専業主婦も、みんな違ってみんないい。それでも女は“自分の収入”を持った方がいいと思う
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
切ない…親の老いを実感したエピソード。ゴミ屋敷一歩手前、母の死から父の独り言が急増
 GWや年末年始など、長期休みに帰省する人は多いですよね。実家で過ごすと「懐かしい」「ホッとする」と感じ、心身ともに満た...
アラフィフ独女が『人事の人見』を見て思うこと。平成の働き方はもう通用しない…私たちはどう振る舞うべき?
 アラフィフ独女ライターのmiraeです。前回のコラムでもお伝えしたとおり、アラフィフである私は、氷河期世代として社会に...
夫のいびきがうるせえ! 約6割の人が悩んでいる睡眠問題、「対処法がわからない」は卒業しましょ
 眠い眠い眠すぎる! 「春眠暁を覚えず」昔の人はよく言ったもので、つい昼間でもうとうと…。  この眠気、我が家に関して...
2025-04-29 06:00 ライフスタイル
シッポがピン!「今日のご飯は鯛だニャン♪」ご機嫌“たまたま”たちが集結したよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
脱「片づけられない女」宣言! この連休中こそ実行したい“断捨離”4つのコツ
 自宅の床には片方だけの靴下や、ぐちゃぐちゃのハンカチが転がり、デスク回りは書類と資料の山で作業するのも一苦労。そんなあ...
何気ない街の風景
 何気ない街の風景。  ここにいるよ…って呼ばれて振り返る。  心地良い風が吹いた。
【動物&飼い主ほっこり漫画】第95回「おーい! コテツ!」
【連載第95回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
夫よ「育休=自由」じゃないんだよ! 病む寸前まで追い詰められた女たちの叫び
 子供を出産してから、育休を取得する女性は多いですよね。また、出産後の妻を支えるために、育休を取得する夫は少なくありませ...
【女偏の漢字探し】「桂」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
アラフォー最強のすっぴん女優は? 北川景子らに学ぶ「見た目年齢が若返る」メイク術【プロ解説】
 美人女優たちの素顔が話題になっている。女優の北川景子(38)が21日に自身のXを更新し、主演ドラマ『あなたを奪ったその...