やりたいことがわからない…自分の「好き」を見つけるには?

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-05-10 06:00
投稿日:2021-05-10 06:00
 好きなことで生きていく……なんて言葉がもてはやされる昨今。そんなこと言われても、好きなことなんてわからないよ!という人も少なくないはず。 夢を与えるはずの言葉が、人によってはプレッシャーにも感じてしまいますよね。
 このマンガの主人公・リコちゃんも、生きていくための何かが欲しい!と思うようになりました。でも、これといった趣味や、やりたいこともなくて……一体どうしたらいいの!?

小さな意見を持つところから始めてみよう

 人生をかけてやりたいことがある!なんて人はきっと少数派です。多くの人はやりたいことなんてわかりません。結果的にそれしかできなかったから行き着いたタイプの人もいれば、惰性でとりあえずやっている……という人もたくさんいるでしょう。

 悩んで落ち込んでしまうくらいなら、無理にやりたいことを探す必要なんてありません。本当にやりたいことができたら、きっと自然とやってみようと思うはずだから。

 深く考えすぎず、「いつか見つかったらいいな」くらいの気楽な気持ちで構えていていいと思います。

 それでもやっぱりやりたいことを見つけたい!という方は、自分の好き嫌いをはっきりさせる練習をしてみてもいいかもしれません。

 漫画でも映画でも人との出会いでもなんでも、好きだと思ったものについてはどんなところを好きだと思ったのか。逆に、嫌いだと感じたものについてはどんなところが気に入らなかったのか。

 このように、感情を感覚で終わらせずに自分の意見として言葉にする練習をしていくと、自分の価値観がだんだんハッキリしてきます。価値観が確立すればするほど、自分がどんな未来にしたいかも見えてくるでしょう。

「みんなが好きだからなんとなく好き」と自分の好き嫌いまで周りに合わせていると、どんどん自分の好きなものはわからなくなる一方です。やりたいことや好きなことを見つけるためにも、日ごろから自分の意見を持つようにして、価値観を大切にしていきましょう。

登場人物紹介

リコ
幸せの絶頂から一転、離婚から立ち直りたいアラサー。新しい彼の柏原さんとうまくいかなかったり、やりたいことがわからなかったり、なかなか人生迷走中。思えば恋愛ばかり一生懸命にやってきた人生だった……こんなに頑張ってるのに、どうして報われないの!?

ノラ
リコの高校時代からの友人。職場の求人にリコを推薦し、同じ社内の別部署で働いている。好き嫌いはものすごくハッキリしている。そう、嫌いなものさえも私の価値観の一部なのだよ。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

ライフスタイル 新着一覧


夏の納会、どうする? 幹事の “苦労あるある”と負担を軽くするコツ
 会社の飲み会、友人同士の集まり、歓迎会に送別会。イベントの数だけ“幹事”は存在します。「幹事を任されるのは、信用されて...
黄色いドライフラワーで「金運」アップを! 置いちゃいけないNGゾーン。埃まみれは問題外です【専門家解説】
 お花を飾りたい気持ちはある。それなのに…気づけば水は干上がり、葉っぱもカリカリ。そんな経験ございませんか?  ワ...
毎日バレー2時間って部活か!?地獄の「PTA役員」5つの体験談
“PTA役員”と聞くだけでゾワッとする保護者は少なくないはず。その理由の大半は、このような地獄体験が待っているからでしょ...
大容量コスメで“損”をする? お金がたまらない人がやりがちな「美容アイテム」のワナ【美容家監修】
 物価高なのに、所得は満足に上がらない我が国ニッポン。その影響は、日々の美容費にも。  しかし「おトク」だけを意識...
夏休み目前! 旅行で失敗したこと、2位は「移動」問題。老体に“夜行バス”はもう無理~
 旅行中、「ここは節約しよう」とケチったことであとから後悔した…なんて経験はありませんか? 「なんであのとき、もうちょっ...
スキマに夢中な“にゃんたま”くん、向こうに何が見える?「もう一つの世界があるにゃ」
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あれ、意外と楽しい? PTA役員をやってよかったこと6選。変な校則を改定、学校のマル秘情報もゲット
“PTA役員”と聞くと、「なりたくない」「面倒くさそう」とネガティブな感情が湧く保護者が多いでしょう。しかし、「なってみ...
キャー!ガチで恐ろしかった5つの体験談。義父が亡くなった日、義母がニヤリと笑っていた
 あなたがこれまでの人生でいちばん怖かった出来事はなんでしょうか? 霊的な体験、人間の恐ろしさなど、今回はさまざまな“ゾ...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第100回「お散歩のバイトだワンワン」
【連載第100回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
独身と既婚、正反対な女ふたりの悲しい共通点。高級ディナーより“551の肉まん”が羨ましい理由
 実久は妻子ある男性と交際をしているが、その日は彼に「仕事が入った、先に行っていて」と言われ、大磯のプールリゾートに先乗...
仕事や恋に謳歌する私と、髪を振り乱して子育てする彼女。本当に「幸せ」なのはどっち?
 実久は妻子ある男性と交際をしているが、その日は彼に「仕事が入った、先に行っていて」と言われてしまう。大磯のプールリゾー...
子供の粗相は許して当然? 鼻につく母親の口ぶり…私は「子連れの女」に同情することにした
 東海道線・グリーン車で都内から1時間弱。それからバスで10分くらい。やっとたどり着いたのは、歴史あるのどかなリゾートホ...
プロ童貞の足が「渋谷」から遠のいたワケ。行かなくなった街と人気が出た街、どう違う?
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
夫が「子育て」のこと全然わかってない! 妻が心底ゲンナリした無知発言
 男性も育児に関わるようになった時代ですが、まだまだ女性がメインでしている家庭は多い様子。そして夫の一言に「子育てわかっ...
“謝罪”LINEにイラッ「ごめんねww」って笑いごとじゃないのだが?
 自分が原因の問題に対して謝罪をするとき、心をこめないとかえって相手を怒らせてしまいます。文字や絵文字でしか伝えられない...
マジ最悪! “隣人ガチャ”大ハズレ、悪夢の引っ越し体験談。浮気相手が隣ってどんな確率?
 異動や転職、結婚などで新生活をスタートさせる際、引っ越しをする人もいますよね。その際、隣人ガチャでハズレを引き、トラブ...