配信とのギャップにうんざり…恋人への熱量が冷めた男性の弁

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-07-17 06:29
投稿日:2021-07-17 06:00

配信スタイルに口出しすることが増えてきた

我慢もそろそろ限界(写真:iStock)
我慢もそろそろ限界 (写真:iStock)

 Uさんは、彼女の影響で自分も配信を始めてみたところ、自分でも予想をしなかったほど成功。Yさんとはアプリが異なるので、お互いにいい距離感を保ちながら、好きに配信できているのもいいと感じているとのこと。

「ところが、ここ最近になってYちゃんが俺の配信に口を出してくるようになって、ちょっと鬱陶しいんですよ。

 さすがに配信中に邪魔はしてこないですけど、俺のスタイルに文句を言ってくることが増えて、イラッとしますね。

 あとは、なぜか結婚に前のめりになっていて『ふたりとも配信していたら、結婚なんてできないから、“せーの”で辞めよう?』などと言ってくるのもムカつきます」

 恋人とのイザコザが苦手なUさんは、普段は二人のあいだに波風を立てないよう気をつけてはいるそう。とは言え、最近のYさんの言動には少々目に余るものを感じていて、そろそろ何か言い返したほうがいいのかもしれないと考えています。

結婚する可能性は…

彼女右派結婚に乗り気だけど(写真:iStock)
彼女右派結婚に乗り気だけど (写真:iStock)

「結婚するっていう前提で物事を考えるYちゃんに、少し疲れています。でも俺がそこをきちんとしようとしたら、ギャーギャーと騒ぐんだろうなぁ……って憂鬱なんです。

 結婚って、みんなが言うようにゴールじゃないと思うし、付き合っていくうちに『結婚したいな』って思えば、するべきだと思います。

 だけど今の俺は、Yちゃんに対してそんな気持ちにはなれていないし、それどころか俺の生活に口出しをしてくる様子には本気でウンザリ。

 こんなんじゃ、結婚してもアレコレと言われそうで、自由がなさそうだよなって気がして、本人には絶対に言えないですけど、正直なことを言うと、交際当初に比べてYちゃんとの結婚の可能性って、俺のなかでは下がってきちゃっているんですよね」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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