浮気じゃないと言うけど…女性部下を可愛がる夫に募る苛立ち

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-07-24 05:36
投稿日:2021-07-24 05:30

ゴルフ道具一式をプレゼント

 最初のころは「一過性のものだろう」と目をつむっていたFさん。しかし、妻が何も言わないのをいいことに、最近になってOさんはUさんをゴルフに誘い、ゴルフセット一式もプレゼントしたという事実を知り、堪忍袋の緒が切れました。

「いいかげんにして!っていうのが本心です。夫はそんなに稼ぎがいいほうでもないし、これから子どもにだってお金がかかるんだから、我が家には、よその人の面倒を見てあげている余裕はないんですよ。

 それなのに『仕事で世話になっているから』『浮気をしているわけじゃないし、いいだろう?』と開き直っている夫に対して、本当にイライラします」

 Fさんは、ここ1〜2ヶ月、何度も夫に対して「やめてほしい」と直接抗議をしているとのこと。それでも、夫は悪びれるところがなく、それどころか逆ギレをする日もあって、Fさんは途方に暮れています。

「結婚しているんだから、まず優先すべきは家庭じゃないですか? はっきり言って、何を考えているのかわかりません。『浮気はしていない』って開き直っているけれど、私はもちろんそこだって疑っていますよ。

 それに、カラダの関係がないにしても、夫の気持ちはUさんにあるんじゃないの?って気がしてなりません」

真面目に捉えてくれない夫を見切るべき?

 もし夫がこのままUさんへの特別扱いを続けるのであれば、そんな夫と将来にわたって家庭を築いていく自信を失いつつあるFさん。事態は妻にとっては深刻なものですが、夫がまじめに捉えてくれないことにも苛立っています。

「子どもがいるから、離婚はしないだろうってたかをくくっているんじゃないかと思うんですよね。本人に聞いたら『そんなことはない』って言いますけど、怪しいです。

 今、私はパートとしてしか働いていないので、いますぐ離婚をして子どもをシングルで育てていくには、確かに不安だらけなので……。でも、夫が今の状態をずっと続けるのであれば、私にだって考えがありますよ。

 コロナ禍なので就職しにくいって感じていますけど、もうちょっとしたら、子どもとふたりでの新生活も視野に入れて準備したほうがいいのかなぁっていうところまでは覚悟を決めています。

 でもその前に、なぜ私がこれほど嫌がっているのを知りながら、Uさんとの関係を続けているのかが知りたいですね……」

 さて、妻が深い苦悩を抱えているにもかかわらず、妻以外の女性との親密な友情関係を続けている夫の真意とは……? 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


職場バレンタインは“3つの先手”で揉め事回避!受け取った夫のチョコには不倫バレの証拠も?
 いよいよ、バレンタイン。好きな相手を想ってチョコレートを準備するのは楽しい一方で、職場でのバレンタインはぶっちゃけめん...
恋バナ調査隊 2025-02-10 17:10 ラブ
推し活も夜の娯楽も“色恋営業”がなくちゃ面白くない!? 51歳独女が実践する「傷付かない楽しみ方」
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。前回のコラムで私が実際に見た“色恋営業”の修羅場について...
mirae.(みれ) 2025-02-24 10:00 ラブ
「昔の僕は若かったなって感じですよ」愛のない結婚生活6年目、浮気相手との未来を語る34歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.232〜女性編〜」では、自ら懇願して結婚した夫の浮気に気付きつつ、自分が捨てられることに強い...
並木まき 2025-02-08 06:00 ラブ
「一か八か。避妊なしの一夜で授かり婚したのですが…」結婚生活の終焉を恐れるゆるキャリ38歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-02-08 06:00 ラブ
休日にLINEを送って失敗した3人の女。職場の男性へ“攻め”のお誘いしたのに盛大に誤爆…!
 職場の男性に片思いしている場合、休日にLINEを送って距離を縮めたいと思う人は多いはず。  でも、いざLINEを...
恋バナ調査隊 2025-02-08 06:00 ラブ
夫との子作り卒業。30代で性生活が無くなるのが不安です(38歳パート、2児のママ)
 38歳2児(10歳と8歳)のママです。週3回パートにでています。41歳の夫は会社員時代の職場の上司部下で、10年前に結...
植草美幸 2025-02-07 06:00 ラブ
アラフォー・アラフィフ世代のマチアプ恋愛。彼との関係が長続きする女性がやっている“単純”なこと
 せっかくマッチングアプリで知り合ったのに、実際に会ったら何を話したらいいのかわからなくて沈黙ばかりだった…。そんな経験...
内藤みか 2025-02-06 06:00 ラブ
“女の可愛い”に騙された男たち。「女性の可愛いは信じられない」発言につながる3つの原因は?
 男性と女性では、考え方や重要視しているポイントが違うことがあります。とくに男たちが声を揃えるのが「女の可愛いは当てにな...
恋バナ調査隊 2025-02-06 06:00 ラブ
不倫発覚で人生詰んだ女たちのドロドロLINE6選。え、わざと? 些細な匂わせでピンと来た!
 不倫をしている女性って「絶対にバレない」という謎の自信がある人が多いようですが、匂わせ発言や些細やりとりで不倫の事実が...
恋バナ調査隊 2025-02-05 06:00 ラブ
義実家嫌い界隈で注目される「死後離婚」のリアル。知っておきたいメリット&デメリットは?
 皆さんは「死後離婚」という言葉を聞いたことがありますか? 実は今、死後離婚を考える人が増えているというのです。今回は、...
恋バナ調査隊 2025-02-04 06:00 ラブ
墓場まで持っていく!「私だけの秘密」こそ夫婦円満の秘訣かもしれない
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
豆木メイ 2025-02-04 06:00 ラブ
「大人バレンタインのグルマン系香り術」【調香師が解説】貴女の脳を満たす甘い香りはどれ?
 女子にとって2月のイベントといえばバレンタインデー! 本命がいてもいなくても、チョコレートのような甘~い香りで気持ちを...
太田奈月 2025-02-04 06:00 ラブ
「女子会」なのに彼氏を連れてくる人の目的と心理。ねえねえ、一体なにがしたいの?
 その名の通り、女子だけが集う女子会。なのに彼氏を連れてくる人がいると、正直テンションが下がりますよね。「え⁉ なんで連...
恋バナ調査隊 2025-02-04 06:00 ラブ
“ダメ男製造機”女性の特徴7つ。どんな原因が? 男運の悪さを嘆く前にチェックしたい
「私は男運が悪い…」と嘆く女性の中には、男をダメにする“ダメ男製造機”が存在している場合も…。そんな女性は、自分の行動や...
恋バナ調査隊 2025-02-03 06:00 ラブ
パパ友がちらつかせる「好意」のサイン8つ。“ほぼ確”で女性としてロックオンされている質問は?
 子ども同士の繋がりで広がるママ友パパ友の世界。ですが、単なる友達ではなく“異性”として気になったり好きになったりするケ...
恋バナ調査隊 2025-02-03 06:00 ラブ
「被害者ヅラ? どうぞ一人で生きていって」実父の妻へのセクハラ疑惑をスルーする47歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.231〜女性編〜」では、夫の父親、つまり義父からセクハラまがいの行動を繰り返されている真里さ...
並木まき 2025-02-01 06:00 ラブ