更新日:2021-08-26 06:00
投稿日:2021-08-26 06:00
リサイクル・セックス現象
とりあえず寂しくないし、とりあえず満足 (写真:iStock)
こうした動きは「リサイクル・セックス」というワードで説明がつきます。これは恋愛カウンセラーの安藤房子さんによる造語で、新しい恋を始める勇気が持てず、元彼や男友達とセックスしてしまう女性達のことを指します。2004年に本としても出版されたこの現象が、ここにきてじわじわと増えているのです。
こうした状況について安藤さんは「とりあえず寂しさをまぎらわすことで、とりあえずの満足感がある」と分析します。「リサイクル・セックスに走るタイプの女性には、もともと内向的な人が多いんですよね。どんどん出会いを求めるタイプではないんです」と言います。コロナ禍でその傾向がますます強まっているのだとか。
リサイクル・セックスの問題点
何も生まないとわかっているけど… (写真:iStock)
コロナ禍のリサイクル・セックス現象について「本気の恋愛のチャンスを逃している」と安藤さんは案じています。慣れ親しんだ元カレ(元ダン)と、恋愛感情がないままのセックスをすることで現実をごまかしてしまい、前に進めなくなってしまうからなのでしょう。とはいえこれは一時的なことで、「コロナが終われば、少しはそういう状態から抜け出せると思います」とのこと。
本当は終わってしまっているはずの関係であると頭ではわかっているのに、さみしさや不安で、抜け出すことができない。そして復縁をすることはないだろうと思いつつ、目の前に異性がいるからセックスもしてしまう。そういう関係からは何も生まれないとわかっていても続けてしまうのは、お互いのためにも良くないのかもしれません。
とはいえ、自宅時間が多く、新たな出会いがなかなか望めないこの時期は、昔の相手に頼りたくなるのもわかります。あまりのめり込みすぎず、本気の恋の相手を求める気持ちも失わないでおきたいところです。
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