更新日:2021-09-10 06:00
投稿日:2021-09-10 06:00
奥さんに勝ったという達成感
だから、その日はちょっと大胆になりました。彼を窓辺に誘い『ここでバックから入れて』と告げたんです。
私が住む四階からは、眼下に芝生や駐車場が見え、右方向には彼が住むA棟があるんです。もちろん、他人に見られたら一大事ですから、そのあたりは慎重に……。でも、彼が住むA棟を見ながら、貫かれたかった。きっと、心の奥で奥さんに対して「優越感」を持ちたかったんでしょうね。
彼は戸惑っていましたが、最終的にはガラス窓に手をつく私のヒップを掴んで、激しく腰を振り、勃起を叩きこんできました。
A棟を見ながら彼とするセックスは最高です。いえ……他人が聞けば悪趣味の極みかもしれませんが、その時は、『彼が愛しているのは私』だと、自分に言い聞かせました。
そして、彼が私の中に欲望のザーメンを発射した時、奥さんに勝ったと妙な達成感がありましたよ。心が病んでいたのかもしれませんが、少なくとも、その時点では幸せだった。そう思いたい自分がいました」
Zoom呑み会の日にあえて彼を部屋に
――その後も、彼とは続いているんですよね?
「はい、まだまだリモートワークが主ですから……。うちの会社は、かなり厳しくて、不要不急の外出は禁止で、今でも『呑み会はZoomで』と上司に言われているんです。
で、ある日、女性のみのZoom呑み会をしようと言うことになって……私は、そのタイミングで彼を部屋に招きました。もちろん、Zoom仲間にはバレないように(笑)」
――こうして、スリリングな呑み会が始まった。
続きは次回。
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