ヒヤシンスってなんですか?
ヒヤシンスとは、カラフルな色味の小さなお花で構成され、チューリップやスイセンと並ぶ春を代表するボリューム感たっぷりの球根植物でございます。
古くから品種が改良されており、野生品種は青紫でも、今ではピンクや青、白などとても色彩豊かで見ているだけでもワクワクしてまいります。
多くはオランダで育成され、昔から見慣れたボリューム感たっぷりのヒヤシンスは「ダッチヒヤシンス」と呼ばれており、最近は花付きこそまばらですが、1つの球根から何本かの花茎が出てくるマルチフローラタイプも登場して参りました。
ヒヤシンスの魅力は何といっても素敵な香り!
ギリシャ神話で登場するヒヤシンスの物語はちょっと悲劇。ゆえに花言葉も「悲しみを越えた愛」など、チョイとネガティブな花言葉ではございますが、たくさんの香りの良い花を咲かせ、真っ直ぐに成長するヒヤシンスは、陽の気を持つため“開運の花”としても知られております。
球根としては秋に多く売られておりますが、年末ぐらいからヒヤシンスの鉢物がお花屋さんには出回って参ります。
年が開ければボチボチ水耕栽培の物も登場して来たりと、お値段が安い割に満足度の高い花、ヒヤシンスの愛好家にとっては楽しみな季節。
良いヒヤシンス鉢を選ぶポイントは、とにかく球根が大きいものを選ぶということ。
球根植物は球根一つに対して一本のお花しか出ませんが、ヒヤシンスは球根が大きければ大きいほど1つの球根から1本以上のお花が楽しめてお得。花茎が3、4本も出てしまうスゴイのもございますので、吟味してとにかくデカイ球根をお選びくださいませ。
加えて冬のシーズンに出回っている鉢植えヒヤシンスは、おうちの中で香りとともに楽しんでくださいますことをオススメいたします。
ヒヤシンスの球根は2種類タイプ
ヒヤシンスの球根を買いたいなと思っていらっしゃるアナタ。秋の球根植え付けシーズンにはたくさんのヒヤシンスの球根が売っておりますが、実は注意していただきたい点がございます。
それは、ヒヤシンスの球根には冷蔵庫で保管した「冷蔵球」と室温で管理した「ドライ球」の2種類あるということでございます。
この違いは球根を植える場所。
・庭植え、室外管理にはドライ球
・水耕栽培、室内管理には冷蔵球
秋に植える春咲き球根植物は、寒さを感じることで成長のスイッチが入ると言う特徴がございます。
ヒヤシンスだけでなく、ものすごく小さなチューリップやクロッカスなどの春咲き球根を水耕栽培で室内で咲かせることが流行っておりますが、きちんと寒さを経験していないドライ球をいきなり水耕栽培してしまうと、室内の暖かさでうまく成長しない可能性がございます。
水耕栽培の失敗の多くはこの球根の勘違いでございますので、冬の寒さを疑似的に冷蔵庫で経験させた冷蔵球がオススメ。
「ウチの球根どうだかわかんない」というアナタ。わからなかったら冬のこの時期、1カ月ほど球根を室外に出しておけば勝手に成長スイッチが入るので、冬の寒さを経験させてから水耕栽培や鉢に植えて室内で管理することをオススメいたします。
ライフスタイル 新着一覧