一生に一度も避妊をしたことない、という人は多くはいないでしょう。日本人はどんな方法で避妊を行っているか、国際協力NGOジョイセフのサイトにデータがありました。
第1位 : コンドーム 82.0%
第2位 : 性交中絶法(腟外射精) 19.5%
第3位 : オギノ式 7.3%
第4位 : ピル(経口避妊薬) 4.2%
第5位 : IUD (子宮内避妊具) 0.4%
(複数回答可)
日本で人気の避妊法は圧倒的にコンドームですね!
それでは、いちばん安い避妊方法はなんでしょうか? 2位の膣外射精はタダですが、これは避妊法とはいえないのでコンドームの値段について調べてみました。
予定外の妊娠を避けるためにいくら払っているか?
コンドームの値段は1個あたり200円以上するものもあれば、業務用で1個8円というものもあります。子供を産んでもいいと思える日まで、予定外の妊娠をストップする保険料と考えると、8円でも200円でも高くはないかも知れません。
避妊確率100%の避妊法はない
性教育に取り組んでいるNPO法人ピルコンのサイトに、いろいろな避妊法の年間失敗率があったので表にしてみました。
8~200円で買えるコンドームの理想的な使用法での失敗率がわずか2%なのは優秀ですが、一般的な使用方法だと18%となっているのが気になります。
18%の失敗率とはどういうことかと言うと、1年間で6組に1組は、
「なんで!? コンドーム付けたのにできちゃった!」
「おいおい、俺の子じゃないんじゃない?」
という修羅場になるかも知れない、ということです。
使用方法によって9倍も失敗率が高くなるのはおどろきです。そもそも理想的な使用と一般的な使用のちがいって何なのでしょうか?
価格×避妊成功率 コスパ最強の避妊法を求めて
コンドームの避妊成功率を98%にできるかどうか
まず、つけるタイミングが重要です。
×射精する前につければいい
○最初にペニスを挿入するときにつける
射精するまでには付けるよ、ではダメ。ペニスが勃起すると、通称ガマン汁(カウパー腺液・尿道球腺液)が出てきます。この透明の液にも精子が入っているので、ペニスを挿入する前に装着しないと意味がないのです。
あなたは、あなたのパートナーはいつ付けていますか? ツイッターでアンケートを取ってみました。
ちゃんと最初からつけている人が多いですね。それでも2%の失敗が起きるのはなぜなのでしょうか。いろいろな原因が考えられそうです……。
・財布などに入れていたために、パッケージの上から圧迫されて傷んでいた
・裏表を一度まちがえたものをそのまま使ってしまった
・裏表をまちがえていたために、途中で外れてしまった
・ラブホに備えつけのもののサイズが合わなかった
・外れたのをつけ直すときに破れていたらしい などなど……
そんなアクシデントにそなえて、二つの方法を併用したらいいんじゃない? という考え方があります。途中からつけた場合や、外れてしまった場合でも安心できるし、そもそもコンドームの感触や匂いが苦手な人もいるのです。
前述のピルコンのサイトにも、避妊×性感染症予防ができる最強コラボ「ピル+コンドーム」と、避妊法を併用する方法が紹介されていました。
そこで気になるのがコンドームより避妊率の高い低用量ピルやIUD(子宮内避妊器具)、IUS(子宮内避妊システム)の価格。これらの避妊法は一回あたりいくらかかるのでしょう?
(次回に続きます)
◆ NEWS ◆
今回の記事の参考にさせていただいたサイト、NPO法人ピルコン・理事長の染矢明日香さんが、3月23日(土)大人の性教育勉強会でお話してくださることになりました。性教育について、避妊について、今いちばん新しい情報をきくチャンスです!
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https://slstudy01.peatix.com/
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