40代転職の厳しい現実よ…今すぐできる「才能」の見つけ方

内藤みか 作家
更新日:2022-01-20 06:00
投稿日:2022-01-20 06:00

自分の魅力の洗い出し

 そんなR子さんでも、自分の才能を見つけ、巻き返しをはかることはできます。そのためには思いつきで何かを始めるのではなく、自分が元々得意であることを探す作業が必要なのです。ポイントは子ども時代や10代の時に、時間を忘れて夢中になったことを探すことにあります。

 R子さんは、若い頃に好きだったことを書き出してみました。カラオケやビール、ヨガやお菓子作りなど、好きなことはいくつも出てきました。そのなかで、人から褒められたりリクエストされることはないか探すのです。そうするとビーズアクセサリー作りはかなり好評で、また作ってと言われることがよくあったことを思い出したのです。

ネットで才能を売ってみる

 R子さんはネットで手作りビーズアクセサリーの相場を調べてみることにしました。すると彼女が作っているようなネックレスは、ネットのフリマサイトや手作りサイトで想像より高い値段で売れることがわかったのです。試しに作って出品してみたら、翌日にはもう売れてしまい、反応があったことに興奮しました。

 ネットで売ることができるのは手作り品だけではありません。たとえば英語が好きな人はスキルマーケットや動画サイトで語学学習のコツや知識を伝えてお金を得ることもできますし、子どもの世話が得意な人はベビーシッターマッチングサイトに登録して働くこともできます。

今ある才能を活かす

 才能というのは突然授かるものではなく、元々得意だったことを思い出せば見つかりやすいのです。ネットでの稼ぎは最初はささやかかもしれません。けれど、それは今まで自分が持っていた才能が稼いだものなのです。自分の長所を見直してみると、トクすることがあるかもしれないのです。

 R子さんは、週末にビーズアクセサリーを作り、それをネットで売ることを副業とするようになりました。自分の作ったものを誰かが喜んでくれることがたまらなく嬉しく、これからも続けるつもりです。ニッチな知識や技術ほどオンラインで目立つ時もあります。見つけた自分の才能を、しっかりセルフプロデュースしていけば、思いがけない収入増につながるかもしれません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


朝イチの奇跡! 国宝級の“たまたま”に感動。猫の完璧フォルムが美しい…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ヤバッ! 社会人の「失敗」エピソードが恥ずかしすぎ。カメラONのまま生着替え、上司に彼へのメール誤爆…
「仕事で取り返しのできないミスをしてしまった…」「職場でやらかしちゃって、もう出社したくない」と落ち込んでいる人はいませ...
マスク生活で惰性の肌ケア→顔イボ発症! “老人性”の言葉にショック。こりゃあかん…50代目前で決意したこと
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
女性事業者はとってもタフ! 微妙にズレてるおじさま役員との差よ…古い商店会の“これから”は?
 とうとう最終回、この10カ月、ポンコツ商店会話を長らく読んでいただきありがとうこざいました。  この商店会もポン...
大人に“ときめき”はいらない?『続・続・最後から二番目の恋』を見て感じた、私が中年恋愛に望むもの
 アラフィフ独女ライターとして日々を過ごす中で、「50代からの恋愛」って、いったいどういうものなんだろうと考えることがあ...
見るだけで幸福♡ 神々しい“神たま”から“にゃんたま”戦士まで元気いっぱい8連発!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年4月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
夫婦生活の頻度まで指示するか!? 義母の「妊娠アドバイス」がウザすぎる
 妊娠を望んでいてもなかなかできなかったり、タイミング的に妊娠を望んでいなかったり。あるいは、初めての妊娠で不安でいっぱ...
「ちょっと待ったー!」にゃんたちの恋のバトルを激写。勝利する“たまたま”は誰だ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ボスママにまず相談ってなんでやねん! 理解できない暗黙の「ママ友」ルール
 ママ友界でよくある暗黙のルール。「集団の意見をまとめるため」など必要不可欠かつメリットとなるルールもありますが、中には...
過去から未来へ続く景色
 過去から未来へ続く景色。  それはいくつになっても目の前に広がっている。  そう信じて、今晩の自分に、お疲...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第97回「筋肉質なヤンチャ坊主」
【連載第97回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏の漢字探し】「娘」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
おいっ! 遅刻常習犯の笑える“言い訳LINE”集。許してもらえるうちが花ですよ?
 約束してた時間に相手が来ないと、イライラしたり心配したりするものですよね。そんなときに相手から送られてきたLINEに、...
さよなら…ドコモ“絵文字”終了の発表に「おつかれさま!」「青春がよみがえる」と懐かしむ声。「おじさん構文はどうすれば」と心配も?
「ドコモ絵文字」の提供終了が5月21日にNTTドコモより発表され、大きな話題を呼んでいます。  このたび提供の終了...
おしゃれダイソー、やるじゃん。ヘアアレンジは『スリーピー』でコスパ良くしよっ。1000円で3つ買えちゃう
 THREEPPY(スリーピー)は、ダイソーが展開する300円が中心のオリジナルアイテムのブランドです。「あいらしい。そ...
え、そんな理由?「挨拶しない若手社員」のフクザツ心理。パワハラにならない接し方は…
 最近、若手のなかで「挨拶不要論」が唱えられているのをご存じでしょうか。コロナの影響なのか、挨拶をしない若手が急増してい...