結婚前提の恋人に突然フラれた女性の嘆き「せめて理由を…」

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-02-26 06:00
投稿日:2022-02-26 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷”“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

原因がわからない…突然の別れに困惑

 優佳里さん(仮名・29歳女性)は、結婚前提でお付き合いをしていた恋人のユタカさん(仮名・33歳男性)にフラれたばかり。一方的に別れを告げられる形で、ジ・エンドを迎えました。

 正式な婚約こそしていなかったものの、交際中には「結婚」の話もたびたび出ていたようで、理由も不明確なまま別れを告げられたことに、優佳里さんは大きなショックと未練を抱いています。

「なんでフラレたのか、いまだにわからないんですよね。別れ話をされた日は、普通にデートの約束をしていて、現地で会った直後からユタカの様子がなんかおかしいなぁとは思っていたんです。

 だけど別れ話をされるなんて思っていなかったし、別れ話をされるような出来事もなかったし。

 理由を本人に対して何度も問いただしたけれど、とにかく『もう無理』の一点張りで、たいした理由も説明されずに、逃げるように去られてしまいました」

未読無視に憤り…それでもまだ復縁を望む気持ちも

 別れ話のあとも「納得いかない」と優佳里さんは何度もユタカさんにLINEを入れるものの、既読無視をされることもしばしば。最近ではLINEを送っても数日間にわたって未読状態が続いているのだそうです。

「別れたから、仕方ないんでしょうけどね。なんだか自分勝手すぎませんか?

 別れるって宣言したら、それで終わりという程度の関係じゃなかったはずなのに、ユタカが何を考えているのか、さっぱりわかりません」

 まだまだユタカさんに未練しかないという優佳里さんは、できれば復縁をしたいと考えていますが、LINEを未読のまま放置されるような関係だと「期待薄だろうな」と感じているとのこと。

理由がわかれば前に進めるかもしれない

「だからせめて、なんでフラれたのか、理由くらいは知りたいですよね。別れ話をする3日前までは“結婚”って言葉も会話に出てきていたくらいなので。

 まぁ、今振り返れば、ユタカはだんだんと私に冷たくなっていたよなぁとか連絡頻度が落ちていたよなぁとかいろいろ思い出すことはありますけれど、なんで別れるってところまで進んじゃったのか、私には意味がわからないのです」

 本人に直談判をしたくても、ユタカさんと連絡をとりにくい以上、どうしようもないと考えている優佳里さん。せめて自分がフラれた原因がわかれば、未練を断ち切って前に進む勇気が出るかもしれないのに……と悩んでいます。

 では、優佳里さんに突如として別れを告げたユタカさんは、いったいなぜそんな暴挙に出たのでしょうか。ユタカさんにはユタカさんなりの事情が潜んでいました。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「私はペット代わりじゃない!」“犬ファースト”男が求める伴侶の条件。28歳女性が別れを決意した瞬間
 ペットは家族同然、大切にする気持ちは素晴らしい。けれど、その愛情が恋人関係をも上回るとすれば…? 
おがわん 2025-09-10 11:45 ラブ
許せない! 既婚男性が狙う女性の特徴「自信がない子は落としやすい」要注意の危険サイン6つ
 既婚男性が不倫相手に選ぶ女性には、いくつか特徴があるようです。「なぜか既婚者にばかり好かれる」「今まさにアプローチされ...
恋バナ調査隊 2025-09-10 08:00 ラブ
恋愛対象外です! 男が避ける“NG女”6つの特徴「あの人、キモくない?」は即アウト
 一般的に、男性は女性よりストライクゾーンが広いといわれています。ですが、そんな男性にも“許せない言動”があるようです。...
恋バナ調査隊 2025-09-09 08:00 ラブ
再婚希望の51歳男「アプリの女はレベルが低い」美女と会えない理由を“離婚成立前だから”と考える能天気さ
「冷酷と激情のあいだvol.262〜女性編〜」では、結婚22年目にして夫婦ともに離婚を決断したものの、手続きの面倒さ故、...
並木まき 2025-09-06 11:45 ラブ
48歳妻が1年以上“仮面夫婦”でいるワケ。結婚22年目「もっと若い頃に離婚していれば」と後悔する夏
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-06 11:45 ラブ
「小遣い月5万じゃ足りません」玉の輿婚を遂げた32歳妻、“メルカリ”バイトで見つけた嬉しい誤算
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-09-05 11:45 ラブ
40代、50代の「プチ同窓会」に潜む危険。昔の恋人に遭遇したらどうする?
 暑さが落ち着き、行動しやすい秋口になってくると、お誘いも増えてくるものです。  そんな中、プチ同窓会的な飲み会の...
内藤みか 2025-09-04 11:45 ラブ
行かなきゃよかった! 花火と一緒に浮気バレ…カップルたちの悲惨な夏の思い出4選
 カップルの大きなイベントの1つとして花火大会がありますが、必ずしも素敵な思い出になるとは限りませんよね。中にはこうして...
恋バナ調査隊 2025-09-04 08:00 ラブ
スキンシップも会話もない…「結婚しているのに寂しい」と感じる5つの事情
 結婚して夫がいるのに「寂しい」と感じることがよくあるなら、あなたには“解消したい問題”があるのかもしれません。原因とな...
恋バナ調査隊 2025-09-04 08:00 ラブ
坂口健太郎似の男「一緒に住もう」の言葉に隠れた甘いワナ。欲しいのは家政婦だよね?
「出会いは、街コンでした」そう話してくれたのは、ユカリさん(仮名・31歳)。大学時代の友人に誘われて、気乗りしないまま参...
おがわん 2025-09-03 11:45 ラブ
「経験人数は」って交際前に聞くか? 男がドン引きした“ヤバすぎ”質問エピソード6つ
 交際前に、相手の男性がどんな人か知ることは大切。ですが、デリカシーのない質問や踏み込みすぎな質問は距離を置かれる原因に...
恋バナ調査隊 2025-09-03 08:00 ラブ
加藤ローサの「同居離婚」に見るリアルな落とし穴。一般夫婦の“新しい形”にするのは危険なわけ
 先日とあるテレビ番組で加藤ローサさんが「同居離婚」をしたと発表していて驚きました。  そういえば、長らくテレビや...
豆木メイ 2025-09-02 11:45 ラブ
「無駄遣いしたくない」で察したよ…女が覚悟を決めた“別れの予兆”LINE
 どんなに好きでも、サヨナラを迎える恋もあります…。今回は、女性たちが「ヤバい、終わりが近い…」と悟ったLINEをご紹介...
恋バナ調査隊 2025-09-02 08:00 ラブ
もう、恥ずかしい! 夫の計算ミスで逆ギレ、他の女へ誤爆LINE…怒りどころか呆れたエピソード
 世の中、夫を尊敬している妻ばかりではありません。態度に幻滅している女性もかなりいるようです。いったいどのような場面でそ...
恋バナ調査隊 2025-09-01 08:00 ラブ
「妻の親は言葉使いが汚い」子どもを義両親に預けたくない42歳夫。会社経営一族との“価値観の差”に感じる苦悩
「冷酷と激情のあいだvol.261〜女性編〜」では、授かり婚で双子を出産。子育てを手伝ってもらうため、実家の近くに転居し...
並木まき 2025-08-30 11:45 ラブ
「双子の育児、私任せのくせに!」夫から“実家の介入は絶対ダメ”と拒否されて…ワンオペに苦しむ妻の憤り
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-08-30 11:45 ラブ