私も同じですが、先日すごく勉強になったことがあったのでシェアさせてください。さて、どろんぱは営業前。コミがマキさんとなにやら雑談中。
相手のために必要なことを常に考えて
実は今、私の友人が心の病と闘うために入院しています。とはいえ、仲良くなったのはここ数年。世間的にはあまりできないと言われている、大人になってからの友人です。
私は、もともと友人が多い方ではありませんし、人付き合いも得意な方ではありません。だから、自分と仲良くしてくれる人は、生涯大切にしていきたいです。
困っていれば助けたいし、のろけ話があるならずっと聞きたい。そうして大切な人のために時間を割き、要求に応えるのが優しさだと思っていたのです。
入院から2日ほど経った時、本人から1件のラインが入りました。心の病で入院する場合は、スマホなど外界と繋がれるものは、ほとんど禁止されるらしいのでびっくりしました。そして同時に嬉しくもありました。
「いつでも連絡できるならラッキーじゃん!」
と、返事を打とうとした瞬間、別の友人の言葉を思い出しました。
「入院の目的は、ちゃんと心を休めるためにあるんだよ。余計な情報をシャットアウトさせるのはそのため。オンライン上のコミュニケーションはとらない。それが結果的に、彼女の退院を早めると思う」
結局、ラインでの返信はせず、手紙を出しました。
ここで学んだのは、相手のために我慢する、堪えるといった“静かな優しさ”もあるのだということ。優しさのカタチが、心を鬼にすることで表現される時もある。
個人的には、どうせ世間は冷たいんだし、友人や家族、恋人くらいは甘やかしたい気持ちもあります。でも、それではダメな時もあるんですね。ぐっと堪えることを覚えられたのは、自信にもつながる大きな成長でした。
誰かに優しくしたいと思った時は、この日の出来事を思い出すようにしたいです。
登場人物紹介
コミ:どろんぱのホステス。自分よりも他人を優先するところがあるので、たまに疲れてしまうことも。マキさんを心から尊敬している。結婚したいが彼氏ができないのが悩み。
マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。たまに来ては大金を稼いで帰るすごい人。反応が面白いので後輩にいじわるをすることもある。3人の子持ち。
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