夫とは好きで一緒になったはずなのに、それでもいつの間にか、すれ違いや衝突が起きて離婚に至ってしまったというケースは山ほどあります。今回は防ぐための「3つの心得」について、レクチャーしたいと思います。
ずっと愛されるためにはセックスばかりではない
今回のテーマは“ずっと仲良しでいる心得”について、具体的に説明したいと思います。
たとえば30歳で結婚して80歳まで共に過ごす夫婦期間があるとしたら、50年間“夫婦”をやっていくわけです。その間、女性は更年期(早い人は50歳手前から)で生理の終わりとともに性欲がなくなる傾向にあります。
かたや男性は多少の衰えはあるにせよ、何歳になっても繁殖能力があるので性欲が全くない男性は少ないといいます。介護ヘルパーとして働く40代の女性から聞いた話では、訪問介護の際に老人男性の身体を拭いてあげていると、「はあ、はあ」と呼吸が荒くなって、下半身がピンと反応している寝たきりのおじいちゃんも少なくないとか。
しかし、同じく高齢の妻はそんな夫の相手はできないのが現実です。
ゴールデンイチャイチャ期は新婚から20年前後で収束を迎えるという前提でカウントすると、残り30年間もある“夫婦”はどのように仲良くしていくべきなのかをイメージしておく必要はありますね。
悲しむなかれ! 真の夫婦はセックスレスになってから
浮気問題で別れる夫婦もいますが、大抵の夫婦は、離婚しなくてもこれまでの関係にヒビが入り、高確率で不仲になります。結婚する時点で2人は相性がいいと思うから一緒になります。人類が滅びないよう、神様が恋という魔法をかけて子孫を残していくというのが筆者的説ですが、子供が生まれると目が覚めて、冷静になります。
この時期はお互いの悪いところを見せ合う期間のようです。子育て・育児は超ハードです。本能的に子育てに没頭しなくてはいけない母親はセックスどころではありません。
やりたい夫としたくない妻。産前産後の浮気が多いのも、ある意味、うなずけます。
「どのタイミングでセックスレスになりましたか」
筆者のところに夫婦問題で相談にいらっしゃる方に尋ねると、「子供ができたぐらいから」との声が多数あがります。“真の夫婦生活”はここから始まるといっても過言ではありません。
人生にはさまざまな節目があります。子供の誕生、親の死、転職、そして自分たちが病む時……。いろんな局面で力を合わせた夫婦は、お互いに感謝の気持ちを持ち合わせ、先々も仲良しでいられます。
人生の後半期に「パートナーは親友」だと言えたなら最高の夫婦だと思います。
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