夜の営みも“女優”であれ!離婚回避のために思考を切り替える

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2022-04-23 06:00
投稿日:2022-04-23 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。約8割のご夫婦が恋愛結婚ですが、離婚理由の男女とも第1位は「性格の不一致」。なんでやねん! と突っ込みをいれたくなるような理解しづらいデータは恋人同士から夫婦関係にシフトした時に、独身の時のまんま状態で結婚生活をスタートさせることが、不安と不満が大きくなる原因のひとつだと分析しています。
 土俵が変われば戦い方も変わります。同じままではなかなかうまくいきません。心の整え方も合わせてマスターしましょう。

いつまでもラブラブでいたいと思うなかれ

TVばっかり見る夫にイラッ(写真:iStock)
TVばっかり見る夫にイラッ (写真:iStock)

 入籍後、半年もすれば生活や関係性は安定してくるものです。結婚して約1年のA子さん(31)は、「いつも食事が終わるとTVばかり見て会話がありません」と不満気。ほったらかしの寂しさから当然不機嫌になるA子さんの気持ちも分からなくもありません。

山崎「旦那さんはTVを見ている時、笑ってます?」

A子さん「はい。お笑い番組が好きでよく見ています」

山崎「A子さんはなぜ一緒に見ないのですか」

A子さん「私は2人でワインを飲んだりして、話をしたいんです」

 彼はもともとお酒が弱く、ディナーの後の2軒目はカフェでオッケー派ですが、独身時はA子さんに合わせてバーに行き、会話も弾んだと言います。A子さんは自分に合わせてくれていた恋人時代の感覚が抜けないとお話しされました。

結婚に理想を持ちすぎるのは禁物

お互いの自由を尊重しつつ、共に生活をする(写真:iStock)
お互いの自由を尊重しつつ、共に生活をする (写真:iStock)

 結婚生活が始まると、生活習慣や趣味の違いがあからさまになります。A子さん夫妻もどちらが正しくて、どちらかが間違っているという問題ではありません。

 TVを見ながら笑っている夫は自宅でくつろいでいる証拠。過度に寂しがる必要はありませんが、これが度重なると結婚生活の理想が崩れて、だんだんと不満が募っていきます。

 そのうち彼も不穏な空気を察知し、マイナスな感情が湧いてきて「なんか疲れるな……」から始まり、挙げ句に「面倒臭いな……」となる。言葉には出しませんが、気を遣ってくつろぐどころか、疲労感たっぷりになってくるはずです。

 そんな時には、TVを見ているアルコールが弱い彼にはコーヒーを出し、A子さんだけワインを飲みながら側にいるのもいいかもしれません。それに加えて、「夫婦は時間や行動を共有するべき」という思考をお持ちであれば、改善していく方がいいでしょう。夫婦は家族であり、結婚すると恋人色は消えていきます。自分の両親や兄弟に対し、時間の共有ができなくなっても怒ったりはしませんね。

 お互いの気配を感じながら自由に過ごし普通に生活をしていく。ラブラブからシフトして淡々と仲良くが歩み寄れる秘訣です。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


40女が再認識した“超絶モテ”作法 合コンの絶対的エースに学ぶ3本柱とは
 先日、大学時代の友人・Rちゃんと久しぶりに食事に行きました。このRちゃん、学生時代は「合コンの絶対的エース」でした。 ...
一生添い遂げる相手を見つけるのは不可能!?日本の結婚制度限界じゃない?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  婚活がうまく...
まめ 2024-04-23 06:00 ラブ
【推し活の落とし穴】推しへのガチ恋で婚期を逃し、心も懐も寂しくなった
 あなたには“推し”がいるでしょうか? アイドルやイケメン俳優、アニメキャラなどを熱烈に応援する“推し活”は、オトナの女...
恋バナ調査隊 2024-04-22 06:00 ラブ
48まで男を知らなかった私、無修正のAVがこじれたSEX感を植え付けた
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っている...
mirae.(みれ) 2024-04-22 06:00 ラブ
情事妻のテク。不倫相手の名前を“五反田のまさかず叔父”で登録したら…
 不倫相手との連絡によく使われるLINE。でも、そのままの登録名では怪しまれてバレるのがオチ…。だからこそ、みんなありと...
恋バナ調査隊 2024-04-21 06:00 ラブ
「娘に“男”を見せたくなかった…」マチアプを悔やむ45歳シンパパの本音
「冷酷と激情のあいだvol.191〜女性編〜」では、自身の妊娠と出産を年齢的な理由で諦め、シングルファザー限定で恋人探し...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
出産は諦めたけど子は欲しい…シンパパ射止める“5秒前”、47歳独女の計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-20 06:00 ラブ
着信26件、もはやホラー! アラサー・アラフォー女性が蛙化した瞬間
「好きだったけど幻滅した!」と、好意が一気に消えてしまう“蛙化現象”。(元々は、好きになった人から好意を感じると逆に嫌悪...
恋バナ調査隊 2024-04-20 06:00 ラブ
人生狂わす男女の金銭トラブル 大谷を襲った“一平さん騒動”と次元違えど
 大谷翔平選手と水原一平さんの間で起こった金銭トラブルとは次元が異なるものの、男女間でもお金が原因の関係が破綻は少なくな...
恋バナ調査隊 2024-04-19 06:00 ラブ
年下男子とのデートは「ヌン活」に限る? 彼らを誘うと「即OK」するワケ
 アフタヌーンティーが人気です。色とりどりのスイーツとおいしいお茶を味わいながらの午後のティータイム女子会は格別な心地良...
内藤みか 2024-04-18 06:00 ラブ
自分にはお金使うくせに「ケチな男」の特徴4つ、結婚したらどうなる?
 自分の持ち物や趣味には好き勝手お金を使うのに、それ以外のことにはお金を出すのを嫌がる男、いますよね。  車がベンツで...
恋バナ調査隊 2024-04-17 06:00 ラブ
職場は心の浮気の震源地!四六時中チャット、2人きりランチ…リスクは?
 恋人がいるのに他の男性と体の関係があったら、それはガッツリ「浮気」。そして、既婚者であれば「不倫」です。でも「体の関係...
恋バナ調査隊 2024-04-16 06:00 ラブ
不倫2回、なにかあるとお母さん…夫に優しくできない納得すぎる理由5選
 人前で夫を批判したり、夫と頻繁に喧嘩したり。そんな女性を見て、外野は「もっと旦那さんに優しくしたら?」なんて言いたくな...
恋バナ調査隊 2024-04-15 06:00 ラブ
「マチアプで知り合った女と人生歩めます?」肉体関係を拒む50男の疑念
「冷酷と激情のあいだvol.190〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った50歳の恋人と、1年にもわたって肉体関係...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
淡泊すぎて蛇の生殺し…マチアプ交際1年、肉体関係ゼロな彼に悩む46歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
イワクラ×オズワルド伊藤も破局復縁おかわり 時間を無駄にする男女なぜ
 お笑いコンビ「蛙亭」のイワクラ(34)が、9日放送の冠バラエティー「イワクラと吉住の番組」(テレビ朝日系)で、恋人であ...