2~3歳のママ必見! 子供との会話でよく聞く悩みと対処法

小阪有花 子どもの心スペシャリスト
更新日:2019-04-26 09:00
投稿日:2019-04-26 09:00
 子供も2~3歳になり会話できるようになると、癒やしやかわいさだけでなく、コミニケーションができて楽しくなる時期。でも、大変なこともたくさん。何度同じことを言わなきゃいけないの……と、ため息が出てしまうこともあると思います。今回は、保育園で1~3歳クラスの担任を経験した私が、実際に聞いていた保護者の悩みと対処法3つを紹介したいと思います。

1. 何度言っても分かってくれない

 何度教えても分かってくれない、分かろうとしてくれない。嘆きたくなる時、ありますよね。

 でも、こちらが教えたいことが子供には分からず、また興味がなかったりと、どうしても言葉で伝えるのが難しい時があります。

 そんな時は、聴覚より視覚に訴えることを大切にしてください。

 言葉だけで伝えようとせず、態度で思いを示すことが大切。例えばお片付けをしてほしいなら、言葉だけでなく、自分も周りのものを片付けてみたり、子供のお片付けを手伝ってみるなどして、まずはお手本を見せましょう。

 “ながら注意”は子供にはあまり響かないので、伝えたいことはじっくり腰を落とし、子供の目をみて話すことも大事なことです。

2. 会話のキャッチボールができない

 自分の話ばかりしていて、お友達の話を聞いてない気がして心配。こちらの話を聞いているの? そう不安になる時があるけど、何を言ったらいいのか分からない。そんな方もいるかと思います。

 そんな時はぜひ、遊びに“しりとり”を加えてください。しりとりは会話の基本動作の遊びです。

<答えを聞く→答えを考える→答える→答えを待つ>

 しりとりって、実はこんな流れなんです。つまり、相手の話をしっかり聞かないと考えることができない遊び。まさに会話のキャッチボールなんですね。

3. 物で釣っちゃダメですよね?

 子供を物で引きつけることを良く思っていないママさんは多いです。

 しかし、そこは伝えよう。物で引きつける際はポジティブな言い回しにすることで、結果次第で見返りがある世の中の仕組みを教えるキッカケになります。

「○○したら○○できるよ!」はポジティブな言い回しです。

 しかし、やってはいけないのが、「○○しないと○○あげない!」というネガティブな言い回し。これでは、逆にやる気がなくなってしまいますよね?

 やる気を起こさせる言い方で伝えることで、目標を持って頑張ることの喜びを知ることにつながるのです。

まとめ

 子供が2、3歳になり会話ができるようになると、楽しみが増える一方、コミニケーションの方法で色々と悩んでしまうことも。そうした時、今回お伝えした対処法を取り入れ、自信を持ってお子さんとの時間を楽しんでほしいと思います。

小阪有花
記事一覧
子どもの心スペシャリスト
保育コンサルタント。アイドル時代の旧芸名は小阪由佳。「ミスマガジン2004」グランプリで芸能界デビュー。09年に引退後、保育園の先生を経て現職に。チャイルドカウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター、家族療法カウンセラーなどの資格を持つ。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「桃」は最強の魔除けアイテム!食べてよし、飾ってよし。
 まもなく上巳の節句(桃の節句)。女の子のお節句でございますわよ。ひな祭りシーズンになるとお花だけでなくスイーツやグッズ...
「なんで風は吹く?」子どもの質問に知識以外で答えてみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子育てをしたくない若者が急増!複雑に絡むネガティブな原因
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、「子ど...
雪平莉左さんとリオの日常「人間の彼氏もお眼鏡にかなわないと絶対ダメ」
 私が24歳で上京したとき、一緒に東京にやってきてずっと同棲しているのがマンチカンの男のコ、リオです。  リオは高...
連れて帰りたい! 人懐っこすぎる“たまたま”の激レアショット
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
茜色に心和むひと時、だからこの時間が好きなんだ
 忙しない街にも訪れる特別な時間。  足早に歩く人々は顔を上げ、しばし空を仰ぎ見てから、また現実へと戻っていく。 ...
女+家=嫁…「嫁ぐ」と「結婚」の違いはある?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第68回「コウメばあちゃんはどこ?」
【連載第68回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
貸したお金を催促するのにこんな手が…! モヤモヤを解消するLINE3選
 人にお金を貸した後、なかなか返してくれなかったら、とても嫌な気持ちになりますよね。  とはいえ、お金の話は、言い...
電マの営業からラブホの清掃員へ…羞恥心とも戦うストリッパーが思うこと
『電マの営業・新井です!』(略して「電マの新井」)という新作が大変好評だ。  書店員にとっての新作といえば「新しく...
口喧嘩で負けたくない! 勝ちたい時に使えるマル秘戦術3選
 みなさんは誰かと口論になった時、どんな戦法で勝ちにいきますか?  方法は十人十色ですが、今回は代表的な勝ちパターン...
凍り付いた湖の夜が更けて
 もしも突然、この瞬間に、氷が解けたらどうなるんだろう。  そう思いながら、凍て付いた湖の上に立つ自分が結構好き。...
「レンジでゆたぽん」人気じわり..足を温めると眠りやすい!
「レンジでゆたぽん」を知ったのは、年末年始に長野県の義実家に行った時。寒がりな私を気遣って、義母が用意してくれたのです。...
青空にオレンジボディが映え“たまたま”の見返りメンチにキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
私って性格悪い? 自分のダークサイドを自覚した4つの瞬間
 誰の心にだって、優しい部分と優しくない部分が存在するもの。そうわかっていても、自分の心のダークサイドを自覚すると「もし...
卒入学、彼岸、送別会【花屋が教える】予算内で理想の花束を贈る7カ条
「斑目さん、今年こそは頑張って期限内にお願いしますよ!」  お正月がなんとなく終わったばかり、なんて思っていたら、我が...