推しを育てるには“投げ銭”が不可欠! トラブル回避のコツは

龍野ヲトシ 敏腕マネージャー
更新日:2022-08-04 06:00
投稿日:2022-08-04 06:00

 毎度! お世話になります。ライブ配信アプリの光と闇を見続けている「龍野ヲトシ」です。

 ライブ配信の仕事に携わっているって話すと「オタクなイメージ」って言われることも少なくないんですよね。

 僕自身はオタク文化が好きなほうなので、それはそれでアリじゃんって思うんですけど、匿名性とかちょっと秘密めいたコミュニティのイメージとかがそういうふうに思われる原因かな〜とも考えています。

「推しを育てる文化」が根強い

 ところで、ライブ配信アプリの真髄といっても過言ではないのが「推しを育てる」という独特の文化ですね〜。芸能人のファンに似た心理ながら微妙に違うところもあって、芸能人みたいに完成形ではない、言ってしまえば“その辺にいそうな素人”を自分のお金(投げ銭)で育てる醍醐味があるんですよね。

 育てるっていっても芸能人にするとかそういう大きな目標ではなくて、アプリ内で開催されているイベントで勝たせてアプリの広告に出してあげるとか、トップライバーになれるよう応援してアプリ内で有名にしてあげるとか、そういう感じの育て方が一般的です。

生身の人間と感情が共有できる

 ライバーには本格的に芸能人を目指している人もいますが、それよりももっとニッチな世界で自分の実績を作りたい人も多いので、リスナーがライバーを推してくれることは、ライバーにとってもそのまんま夢を叶える手段になっているんですよね。

 ライバーの喜ぶ顔や悔しがる顔を見ながら一緒に達成感を得られたり悔しい思いをしたりと感情を共有できる点は、リスナーにとってライブ配信アプリの面白いところだと思います! だって、画面の向こうにいるのはバーチャルではなく「生身の人間」ですからね!

龍野ヲトシ
記事一覧
敏腕マネージャー
トップライバーとして活動した経験をもつ、ライバーマネジメント会社の関係者。ライバーをスカウトする際には「継続力の有無」を見ている。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...
「R-1」さや香・新山や吉住らベテラン勢はなぜ負けた? 売れっ子は予選で有利、決勝で不利な理由
 最もおもしろいピン芸人を決める「R-1グランプリ2025」(フジテレビ系)が3月8日に開催された。決勝常連組やベテラン...
帽子田 2025-04-09 09:48 エンタメ
ヤムおんちゃん草吉はあんぱん代をきっちり集金。ジャムおじさんとは違う“先導”に期待膨らむ
 草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった朝田家。羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太...
桧山珠美 2025-04-07 17:20 エンタメ
「あんぱん」ウラの見所~初週からブチかまし!細部に神経が行き届いた作品だと印象付けた中園脚本
 結太郎(加瀬亮)があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さなかった。そんなのぶ...
桧山珠美 2025-04-05 06:00 エンタメ