「喧嘩より100倍マシ」恋人に何でも確認するバツ1男性の理屈

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-08-06 06:00
投稿日:2022-08-06 06:00
冷酷と激情のあいだvol.102〜女性編〜」では、恋人のコウジさん(仮名・39歳)がなんでも自分に質問をしてからでなければ行動をしないことに、かなりの苛立ちを募らせている女性・美幸さん(仮名・43歳)の心情をお届けしました。
 では、恋人であるコウジさんはなぜ、美幸さんを苛立たせる行動を続けているのでしょうか。

独りよがりな性格が原因で離婚

「これからは、相手が何をしてもらいたいのかを確認してから行動しようと決めたからです。

 僕は以前の妻に『あなたの独りよがりなところが苦手なので離婚したい』と言われました。離婚をした原因が僕の性格だったんです。

 だからもう僕の性格のせいで女性を逃したくないですから、今付き合っている美幸さんには、僕が何か行動を起こす前にどうしてもらいたいのかを確認するようにしています。

 本当のことを言えば、毎回何かをする前に相手の意思を確認するのはけっこう面倒でもあるのですが、僕が自己判断をしてしまって間違った行動をするよりかはいいだろうと思い、我慢して確認をするようにしています」

同じ失敗を繰り返したくないからこそ

 コウジさんは過去の結婚で得た教訓をもとに、次は同じ失敗を繰り返したくないと強調します。

 美幸さんがコウジさんの行動に苛立ちを感じているのも気づいていないわけではないけれど、だからと言って“確認”をやめてしまえば、おそらく過去の妻と同じように、美幸さんもコウジさんに対して「独りよがりだ」と批判してくることを恐れているのだそうです。

「僕は男女間での喧嘩や“いざこざ”は、時間の無駄だと思っています。だったら、最初から喧嘩の原因を取り除いてから行動したほうが合理的じゃないですか?

 相手に全てを合わせるのは難しいと感じるときもありますが、それでも後から喧嘩になったり険悪な雰囲気になったりするよりは、100倍マシです」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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