リスナーの愛人に…ライブ配信で人生破壊が起きる女子の実態

龍野ヲトシ 敏腕マネージャー
更新日:2022-09-08 06:00
投稿日:2022-09-08 06:00

パパ活女性はほんの一部だけれど…

 まぁ、こういう話はそこまで多くはない部類だとは思っていますが、ライブ配信は“パパ活”が起こりやすい仕組みなのも真実っすね。

 ビジネスなので当たり前ですが、投げ銭はアプリを運営している会社や所属しているライバー事務所が抜いたあとにライバー本人に支払われる仕組みだから、どうしても「リスナーが投げた分の全部」をライバーがもらえるわけではありません。

 だから、お金をちらつかされれば「直接もらったほうが、得かも」と考えて、結果的にライバーを辞めて本格的なパパ活に走ってしまうんだと思います。

もったいない…その選択で本当にいいの?

 どういう風に生きようと本人の自由なのは間違いないけれど、こういうことにライブ配信というツールを使われるのが僕は本当に悲しいし、もったいないなって日々考えています。

 スマホひとつで「自分を売れば」お金が入ってくることを覚えてしまえば、その先の人生、どうなっちゃうんだろう……って。

自分の得だけ考えないで!

 余計なお世話かもしれないけれど、ライバーとして仕事をする以上は「自分が得するように」ばかりじゃなくて、ライブ配信という業界そのものを盛り上げていくプロ意識がほしいっす。

 実際にはそういう人も増えているのに、一部の人のせいでライブ配信全体のイメージが下がってしまうのは、やっぱり残念っすね。

おわりに

 というわけで、この連載は今回が最後! ここまで読んでくださりありがとうございました。

 タイトルにもある「ライブ配信は本当にパパ活女子の巣窟なのか?」の問いへの答えは、残念ながらも「イエス」と言わざるを得ない実態がまだまだあります。

 コロナ禍という特殊な環境も影響しているかもしれませんが、ライブ配信をきっかけに人生を転落させるんじゃなくて、自分がもっと輝ける場所に行くきっかけに使ってもらいたいなって願ってやまないです。

龍野ヲトシ
記事一覧
敏腕マネージャー
トップライバーとして活動した経験をもつ、ライバーマネジメント会社の関係者。ライバーをスカウトする際には「継続力の有無」を見ている。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


寅子版「自分会議」はユニークな演出だった! “ラスボス”百合さんに俄然注目
 結婚したら、自分か航一(岡田将生)のどちらかの名字が必ず変わることに、改めて気付いた寅子(伊藤沙莉)。  自分が...
桧山珠美 2024-08-20 15:30 エンタメ
【写真特集】ゆきぽよ、涙の水着謝罪&体重5キロ増の等身大パネル
【この写真の本文に戻る⇒】 ゆうちゃみの「オジサン転がし」を嫌悪するな。藤田ニコルも辿った一流ギャルタレントへの道
ゆうちゃみの「オジサン転がし」を嫌悪するな。藤田ニコルも辿った一流ギャルタレントへの道
 今をときめくギャルタレントである古川優奈こと「ゆうちゃみ」。『Popteen』モデルを経て『egg』の専属モデルを長年...
堺屋大地 2024-08-19 06:00 エンタメ
【写真特集】♥田辺誠一と大塚寧々の結婚発表会見♥(2005年撮影)
  【この写真の本文に戻る⇒】セレブとはなんぞや? 日本版「スカイキャッスル」の楽しみ方と“伸びしろだらけ”俳優
セレブとはなんぞや? 日本版「スカイキャッスル」の楽しみ方と“伸びしろだらけ”俳優
 本家韓国版「SKYキャッスル」に比べてチープ過ぎる、と酷評されている「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)ですが、私は毎...
蠢く2組の恋模様。“台所公開プロポーズ”で攻める航一、漢・轟太一は堂々のカミングアウト
 直明(三山凌輝)と花江(森田望智)はそれぞれの同居に対する思いを語る。猪爪家を離れるのが寂しいと言う直明に対し、花江は...
桧山珠美 2024-08-17 06:00 エンタメ
論破王ひろゆき氏ばりに反論!直明の婚約者、放送終了間際でも爪痕を残す
 結婚しても同居を続けたいと主張する直明(三山凌輝)と、同居に反対する花江(森田望智)の対立は続いていた。どちらの気持ち...
桧山珠美 2024-08-15 16:20 エンタメ
再び東京編で“嫁姑”。花江はサザエさん、寅子はこんもりマダムヘアーに
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、互いの思いを確かめ合う。  そして昭和30年、東京に戻ることになった寅子は...
桧山珠美 2024-08-12 17:00 エンタメ
【写真特集】ぎらついていた時代のKAT-TUNメンバーたち
  【この写真の本文に戻る⇒】中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
 いやあ、驚きました。人は見かけに寄らないというか。KUT-TUNの中丸雄一(40)のことです。  女子大生とのア...
朝ドラ史上に残るラブシーン。インテリはこれだからー!視聴者をやきもきさせた深夜の本庁トーク
 優未(竹澤咲子)から、思わぬところに優三(仲野太賀)の手紙が入っていたことを教えられた寅子(伊藤沙莉)。寅子のことばか...
桧山珠美 2024-08-10 08:58 エンタメ
寅子と航一どうなる? 花江訪問、涼子忠告、優三ラブレターの“一押し”3連チャン
 予想していなかった人物の突然の訪問に、喜びを爆発させる寅子(伊藤沙莉)。優未(竹澤咲子)と稲(田中真弓)も加わり、4人...
桧山珠美 2024-08-08 17:00 エンタメ
フワちゃん炎上で再評価? 竹内涼真ら「誤爆」で好感度が上がった芸能人
 タレントのフワちゃん(30)がお笑い芸人のやす子(25)に向けて放った暴言が大きな騒動を巻き起こしている。8月4日、X...
【写真特集】懐かしい!16年前の渡辺梓さん
  【この写真の本文に戻る⇒】「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になって...
「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になっていた
 リモートワークの日は、羽鳥さんのモーニングショーからそのまま「じゅん散歩」(月〜金曜9時55分、テレビ朝日系)を見るの...
「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ