更新日:2022-09-09 06:00
投稿日:2022-09-09 06:00
新しい夫婦の形、今後の影響は?
(C)日刊ゲンダイ
ryuchellは公表したことで、芸能人としての好感度が下がってしまった可能性があるが、夫婦の形としてアリなのだろうか。結婚相談所「マリーミー」代表で婚活アドバイザーの植草美幸氏がこう言う。
「4歳の子供目線で考えたら、引き続き同居し、一緒に子育てをし続ける限り、何一つ環境は変わらないので、自分の事情を公表する必要はありませんでした。離婚は自由ですが、『価値観の違い』といった対外的な理由を述べるにとどめたり、pecoさんが『墓場まで持っていってほしかった』というように優しいウソを付くこともできた。世間からは『自分の新しい生活の方が大事なのか』と捉えられたのでしょう」
植草氏は「親の離婚」が子供の人生に与える影響を目の当たりにしている。相談所でも会員の親の離婚歴が破談の原因になったり、シングルマザーが偏見の目で見られたり、まだまだ差別はあるからだ。
子供の置かれる立場を優先するのが“親の務め”
「離婚が悪いわけではありません。ただし、一般の家庭でも18歳未満の子供には、性自認の違いは稀なケースかも知れませんが、夫の不貞であったり、偏見を持たれる理由は子供には話さないように勧めています。
子供は分別が付きませんから、幼い子であればあるほど、友達に『お父さん浮気した』『お母さん出て行った』などと話してしまうもの。いじめの原因にもなってしまいます。現実は、世間の目は冷たいものです。子供を授かって育てる以上、自分の生活よりも子供の置かれる立場を優先して、物事を考えていくのが親の務めでもあると思いますね」(植草美幸氏)
芸能界に身を置く立場として“カミングアウト”は仕方なかったのかも知れないが、おしどり夫婦としての仕事が多かったぶん、世間のとりわけ主婦層のイメージダウンは推して知るべしか。
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