ジャニーズのオンラインストアが大炎上
ジャニーズ事務所が今月開設したオンラインストア「Johnny's アクスタ Fest」がファンの間で炎上している。
“目玉商品”としてジャニーズ所属のデビュー組および俳優陣のアクリルスタンドが数量限定で販売されたのだが、アクセスが集中し2日間もサーバーダウン。
会員登録はできても購入画面が表示されないといった声が多く上がる中、人気グループSixTONESやKing & Princeファンから続々と「売り切れていた」と報告があがった。
SOLD OUT続出で高額転売が横行
「1アイテムにつき2点まで購入可能」という制限もあったが、結局どのメンバーも完売祭りとなり、その後、高額転売が横行。
ファンがジャニーズ事務所に対し批判の声をあげると、同事務所はアクセス過多により購入できなかったファンが多くいることを謝罪しつつ、ファンクラブ会員限定の再販売を完全受注生産で行うと発表した。
詳細は来月改めて通達されること、再販売分は2023年春以降に届くこともアナウンスされている。
景表法違反を疑う声も
最初の販売時には数量限定としながらも、受注生産での再販売決定に買えなかったファンは歓喜し、買えたファン(および転売目的で買い占めた転売ヤー?)は景品表示法にあたるのでは、と抗議の声をあげている。
こうした騒動を受けて、アリーナツアー「NEWS LIVE TOUR 2022 音楽」を敢行中のNEWS・加藤シゲアキ(35)は、日本ガイシスポーツプラザで行われた名古屋公演MCで「弊社至らないところが多々ありますので……」と謝罪した。
なぜか低めに数を見積もるジャニーズ事務所
ただ、メンバーには全く落ち度はない。ジャニーズの人気グループについては、せっかくの商機なのに、事務所はファンの需要をなぜかしばしば低めに見積もる。その結果、グッズやライブチケットの争奪戦に敗れた多くのファンが“路頭に迷う”こととなり、高額転売の温床になってきた。
ライブチケットについては、多くのアーティストで、急用でライブに行けなくなったファンがファンクラブ公認かつ定価でチケットをトレードに出す「チケットトレードリセールサービス」を採用している。
公認チケットトレードの必要性
これによりチケット争奪戦に敗れたファンも、敗者復活のようにまた定価での申し込みに参戦できる。そして、この公認チケットトレードがあるからこそ、それ以外の転売サイトでの定価を上回るチケットについては転売目的と判断し買うのを控える、というマナーができ上がっている。
ジャニーズ人気グループのライブチケットが数万~10万円台などで高額転売されるたびに、ファンは事務所に対し、「公認のチケットトレードはいつできるのか」と要望を出してきた。
また、入場に際し、顔写真付き身分証による本人確認は行われないことがほとんどだ。これも転売を容易にする要因になっている。
ジャニーズは日本エンタメ界のトップを走る事務所として、ファンが訴える高額転売対策を施すことと、需要と供給の異様な乖離に早く気が付くべきだろう。
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