つまずいた時、自分ひとりで立ち上がれる?2022.12.11(日)

小原玲 動物写真家
更新日:2022-12-11 06:00
投稿日:2022-12-11 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 映画やドラマの主人公はさ、仕事や恋に追われてアタフタしながらも、最後はいい感じのところに収まることが多いよね。

 大きなプロジェクトをどうにか成功させてひと段落とか、すれ違っていた恋人とじっくり腹を割って話してみたら、なんだ、お互いに思い合ってただけじゃん! とかね。

 だけど僕らの人生は、映画のようになかなかうまくいかないし、きっともう少しややこしい。

 ありふれた毎日が実は絶妙なバランスで成り立っていて、一度つまずくとひとりで起き上がるのがなかなか難しい。

 そして映画の主人公じゃない僕らの隣には、つまずいた時に手を差し伸べてくれる人が、いつも控えているわけじゃない。

 だけど、転ぶのを恐れて同じ場所でじっとしているわけにもいかないから、どんな時も自分ひとりで立ち上がれる強さを備えておきたいね。

 自分で立てる人は、きっとこれからも大丈夫だと思うから。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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