大人も新鮮!新作絵本の楽しみ方に気付いた 2022.11.5(土)

コクハク編集部
更新日:2022-11-05 12:41
投稿日:2022-11-05 06:00
 子どもの絵本を買う時、どういう基準で購入していますか? 4歳と1歳の2人の子を育てる筆者は、この前まで「自分が幼いころに読んだことがある絵本」や「思い出の絵本」など、誰もが知る名作を選びがちでした。
 もちろん名作には名作の良さがありますが、筆者はひょんなことをきっかけに「新しめの絵本」を手に取る楽しさに目覚めました。

絵本をもらう機会が増えたけど…

 出産祝いや誕生日プレゼントなど、子どもが生まれてから家族や友達とプレゼントのやり取りをする機会が増えました。

 特に祖父母は、遠方でなかなか会えない孫に何かを買ってあげたいのか、記念日ではないタイミングでも、何かと理由をつけて絵本や服を送ってくれます。

 その気持ちはもちろんすごく有難いんですが、すでに持っている絵本と同じものが送られてきてしまうということが何度かありました。

 まあ、普通に考えてみれば、私の「記憶に残っている絵本」はかつて親が私に読んでくれた絵本であり、その趣味が似てしまうのは当たり前。

 ただ、せっかくなら、まだ持っていない絵本をもらいたいという気持ちもあり、「最近出版された絵本から選んでもらえたら嬉しい」という要望を伝えました。これなら持っている絵本と被ることはあるまいと思いまして。

知らないお話にドキドキ…親も楽しい!

 当たり前ですが名作絵本の場合、読む側である親はある程度、結末を知っています。

 寝る前に子どもに絵本を読む時間は大切。子どもたちは何度でも同じシーンで喜んでくれるのですが、正直なところ私の方がちょっとマンネリ化しちゃってたんです。

 最近は大好きな映画館にもなかなか出かけられず、子どもを寝かしつけてから読書をする気力もなく、「何か新鮮なコンテンツに触れたいな~」とぼんやり考えていました。

 祖父母はこちらの要望通り、新しい絵本を中心に送ってくれるようになりました。表紙を開くまで主人公もストーリーも知らない。子どもも大人も「はじめまして」の状態。

 絵本のページに書かれた文章を子に読み聞かせながら、親である私も「これからどうなっちゃうの?」とドキドキしながらページをめくるのはとてもスリリング。久しぶりに刺激的な読書体験でした。

 そんな私の興奮が子どもにも伝わったのか、布団に入ってからも「さっき、ママびっくりしてたね」「(絵本の動物に)会いたいなあ。どこで会えるんだろう」と、いつもよりもじっくりと余韻に浸っていました。

 そんな経緯を経て、祖父母からのプレゼントだけでなく、ネットや書店で気になる新作絵本が紹介されているのを見ると、自分たちでも気軽に購入するように。

 もちろん一度読んで結末を知ってからも、ページを開けば何度でも、その世界観に浸れるのが絵本の魅力。その中でも、私と子どもがお気に入りの4冊をご紹介します。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


愛に犠牲はつきものなのよ…無類の猫好きが諦めた4つのこと
 自他ともに認める猫好きです。思えば人生の半分以上の時間を猫と一緒に過ごしてきました。うれしいときも、悲しいときもいつも...
U1000円のファブリックミストは香水の代わりになる? 3商品で実験
 物価高っていつまで続くんでしょうか。いろんなものが値上げされて、お財布が大ピンチ。  筆者が大好きな香水も、結構いい...
40代女性のソロキャンプ 最低限の持ち物&防犯面で気を付けたいこと
 大自然の中、自分と向き合い、静かで何もない時間を過ごせるソロキャンプ。忙しい日々から逃れ、内面を丁寧に整えたい40代女...
開運の実「イイギリ」はお正月限定ではない!クリスマスも守ってくれる
 クリスマスやお正月などイベントづくしの12月。今回はお正月の生け込みには欠かせない開運素材「イイギリ」のお話です。名前...
電話の声似すぎ問題でお母さんも大混乱! 仲良し姉妹LINEあるある3選
 仲の良い姉妹に憧れる人は多いですよね。実際に、仲の良い姉妹は、成人して家を出ても頻繁にLINEのやりとりをする仲良し姉...
年齢差感じる“トンデモ新入社員”の珍行動 あちこちマイペースすぎん?
 仕事に対する姿勢は、年代によって大きく違います。そのため「仕事とはこうあるべき」と信念を持って進めてきたお局や大先輩た...
隣に誰かがいるのに「人恋しい」と思ってしまうこと、ない?
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
40女、無印良品でクリスマススワッグづくりに人生初挑戦!
 クリスマスシーズン到来。40半ば、人生初のクリスマススワッグづくりに挑戦してきました。おいおい自分、丁寧な暮らしをして...
独身友人が“メンタル落ち”に…結婚しないなら孤独を避けよ!
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  現代は、結婚する・し...
つーかなんであの子が? 同僚への嫉妬心の抑え方と嫉妬された時の対処法
 同期入社の同僚でも、時が経つと仕事ができる人、できない人、差が出てきますよね。中には、同僚に嫉妬してしまう、もしくは嫉...
猫島の美しい光景…探検ごっこで美少年“たまたま”が見張り番
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ストレスで声が出ない…急遽ソロ参戦した夫の「親子遠足」で学んだこと
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
いじめてる? 抱きしめてる? 君たちにはどう見えるか?
 どちらにみえるかは、そのときの自分の心の持ちようで見え方が変わりそう。  きっと、それって狛犬だけの話じゃなくて...
「嬲ると嫐る」“本家”はどっち?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第62回「おとこまえ ダンシ会」
【連載第62回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
流鉄・幸谷駅で発見!「猫のコーヒー」自販機で出合った癒しの紙コップ
 千葉県の松戸市と流山市を結ぶ、6駅しかない小さなローカル線、流鉄流山線。常磐線と武蔵野線につながるJR新松戸駅への乗り...