「夜這いしてくる妻が怖い」レス解消無関心夫の“秘密裏”計画

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-11-05 06:00
投稿日:2022-11-05 06:00

妻とする気にならないだけ

 まだ40歳を過ぎたばかりのカズキさんは、妻以外との女性に対しては「それなりに興味が湧くし、妻に知られないよう気をつけながら、外でのワンナイトは何度もある」とのこと。

「浮気と言われればその通りなんだけど、特定の相手と2回以上の関係を持たないように気をつけているんだ。特定の相手ができると、やっぱりその分だけ妻に知られるリスクが上がるからね。

 相手は妻よりも若い子が多いけれど、別に若い子が好きってわけでもないんだよな。妻とそういうことをする気にならないってだけで、よその女性にはちゃんと興味が湧くし反応もするから」

 現状では離婚を考えることはないけれど、妻に対しては「愛情はないかな。子育てをしてくれていることへの感謝はある」と断言するカズキさん。

離婚という選択もありうる

 将来については「子どもが成人したら、離婚という選択もあるのかもしれない。今の時代は離婚する夫婦も珍しくないし、価値観が合わない相手と、無理をしてまでずっと一緒に生活する必要もないと思うから」と語ります。

「そのためにも、まずは妻の関心を夫とのセックスレス解消ではなくて、仕事を始めるとかキャリアを積んでいくとか、そっちに向けさせたいね。

 妻に自立できるだけの経済力をつけてもらわないと、将来こっちから離婚を切り出すにしても揉めそうだし。

 どうやってキャリアに興味を向かせることができるのか、それをそろそろ真剣に考えて、妻を誘導してあげないといけないんだろうなぁ」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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