性欲か真実の愛か「男娼映画」3選! 秋の夜長にときめいてみない?

内藤みか 作家
更新日:2023-10-05 06:00
投稿日:2023-10-05 06:00
 娼婦が出てくる映画は、実は結構あります。映画「プリティ・ウーマン」(1990年公開)でジュリア・ロバーツが演じたヒロインも最初に登場した時は娼婦でした。
 そして男娼が描かれる映画もそれほど数は多くはないのですが、存在します。秋の夜長にドキドキ、ときめいてみませんか?

そもそも男娼とは?

 男娼とは、どういう仕事なのでしょうか。娼婦といえば男性と夜を共にして報酬をいただくものですが、男娼はその逆で、女性のお相手をして稼ぐものです。

 しかし男娼の場合は別のニーズもあり、男性のお相手をする人もいます。男性のみを相手にする男娼もいます。

 彼らは生きるために自分の体を差し出します。お金になるのなら相手が男性であろうと女性であろうと構わない人もいるようです。

 映画でも、女性客の相手をする男娼と、男性客の相手をする男娼とが出てきます。

まさかの高齢者登場映画

 それほど過激な描写がなく、クスッと笑えるシーンもあるのは「ジゴロ・イン・ニューヨーク」(2013年・アメリカ)。

 白髪の高齢男性がジャケットに登場しているので、一瞬「まさかこの男性が男娼を!?」 と驚くのですが、実はそうではありません。

 ウディ・アレンが演じるこの高齢男性は、男娼手配師のようなもので、セクシーな男をマダムの元に送り込んでいるのです。一晩で1000ドルも稼ぎ、その半額を懐に入れているのだから、結構儲けていますね。

 マダムたちの際限なき欲望が存在する限り、稼ぎまくれるのでは? と浮かれていたところ、物語は別の方向に向かうのです。

 性欲だけを満たす野生味と、真実の愛を探し求める純粋さとを考えさせられるお話でした。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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