「処女妻」初夜の儀式 夫公認でセレブ義父母の性奴隷に… #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-12-08 11:20
投稿日:2022-11-25 06:00

婚約者に抱いた妙な違和感

手は繋ぐけど…(写真:iStock)
手は繋ぐけど… (写真:iStock)

ーー続けてください。

「母が病気ということで、結婚式も新婚旅行もせず、内輪だけのパーティをする予定となりました。

 しかし、私は妙な違和感を覚えたんです。

 A太郎さんもE美さんご夫妻も、とても優しく温かく接してくれますが……、A太郎さんと2人きりのデートをしても、手は繋ぎこそすれ、キスなど一切してこないんです。

処女だと分かってしまった?

女としての魅力がないの?(写真:iStock)
女としての魅力がないの? (写真:iStock)

もしかして、私が処女だということが分かってしまったのかしら。それで……?)

 私は急に不安になったんです。女としての魅力がないの……?

 でも、自分から『キスして』なんて口が裂けても言えません。ましてや、抱いて欲しいだなんて……。幸せと不安がないまぜになった日々が続きました。

 そして、世田谷の豪邸で内輪だけのパーティで花嫁衣裳を着て、母をはじめとした皆さんに祝ってもらいました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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