近くに何がありますか?
意外と盲点なのが、“エチレン”の存在。私たちの身近に発生するエチレンガスといえば、果物や植物などの熟成・老化により自然発生ガスで、植物ホルモンの一種です。お花を飾る場所といえば、リビングやダイニングキッチンが多いと思いますが、その横にエチレンガスを発生させるような果物や野菜は置いてありませんか。
エチレンガスを多く発生する果物として1番有名なのが、旬のりんご。他にも洋梨、桃、柿、みかん、アボカド、メロン、トマト。完熟した果物や傷がある果物・野菜も多く発生するといわれています。
そういえば、冷蔵庫の野菜室でしおれたレタスやキュウリを発見したことはありませんか(ワタクシなんざぁ、キュウリが“ただの水”に変身しているビニール袋を発見しますよ~)。で、その隣にはたいてい完熟トマトが“同居”しています……。
また、枯れた花・しおれた花も同様で、同じ花瓶の中、あるいはアレンジメントフラワーの中に発見したら、もったいないから残すのではなく取りのぞきましょう。元気だったお花にも影響を及ぼしてしまいます。
開運的にも“枯れ・しおれ”のお花は運気を下げる要因にもなりますゆえ、直ちに取り除いた方がよいに決まってますのよ。
しおれた花を取ったあとは?
でも「しおれた花を取っちゃうと穴が開いちゃうじゃん」とご不満を抱く際の解消方法は以下の3つ。
1. 新たに花を足す
新たにお花を買って修正するのなら、顔が大きい花であれば少ない本数で埋まります。花束でもアレンジメントフラワーでも同様です。
2. 短く切って空間をなくす
花瓶に活けた花束ならさほど支障はありませんが、器に挿してあるアレンジメントフラワーの場合、しおれた花を除去すると穴が目立ちます。吸水スポンジに挿さっている茎を一度抜くと分かりますが、スポンジの接着部分の茎が黒く変色している花も……。
この現象はガーベラやバラなどによく見られますが、黒い部分をすべて切り落として新たに挿し直すと格段に日持ちが上がります。
3. これも斬新な新しいカタチだ!
穴があるのは気のせいだ! 気合いで乗り切れ! と考えを改め、自然に任せる……でもいいような気がワタクシいたしますよ(笑)。
◇ ◇ ◇
どうです? 冬時期の花持ち方法。おやおや! という発見もありましたか。ぜひご参考にいただければ幸いです。あなたのお家のお花たちが冬のポカポカな幸せな団らんのお手伝いができますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。
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