これまでのあらすじ
ミセスコンテストのグランプリに輝いたM子さん(45歳ウォーキング講師/既婚・子供なし)。圧倒的な美を誇る彼女は、美魔女仲間の紹介で再婚し、幸せな日々を送っていた。
再婚相手はK一郎さん(60歳大学教授)だ。互いにバツイチであり、出会いから3カ月で入籍というスピード婚だった。
目黒のマンションが2人の愛の巣となった。再婚したご主人はM子さんの仕事にも理解を示し、コロナ禍のオンラインレッスンも応援してくれたという。
また「ミセスコンテスト・グランプリ」という肩書きや、美しさよりも、M子さんの内面を見て寄り添おうとする姿勢に、愛しさが募った。
婚前交渉なしのスピード婚に不安
ただ一つだけ、問題があった。婚前交渉のないまま入籍したのだ。むろん、体の関係などなくとも彼の知的で温厚かつ紳士的な人柄は魅力的で、手を繋ぐだけで満たされていたという。
しかし、時おり不安がこみあげる。
――私に魅力を感じないの?
――タイミングを見計らってるの?
そんな折、とうとう「初夜」を迎えることとなった。
気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。
夫から寝室に誘われて
――大学教授のご主人とやっと初夜を迎えることとなった、続きをお聞かせください。
「はい、お互い仕事を持っているため、主人とは寝室と仕事部屋が別ですが、その日の夕食時、彼はちょっと緊張気味に『今夜は僕の寝室に来て欲しい』と言ってきたんです。
ドキッとしましたね。それが何を意味しているかは分かりましたから――。
あの時はキスもまだでした。とはいえ、スキンシップはありましたよ。手を繋ぐだけでも嬉しくて、満たされてしまうという感じ。
ただ、夫婦である以上、抱かれたい気持ちがなかったわけではありません。セックスからは遠ざかっていましたし……やはり、女として身も心も愛されたかったのが本音です」
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