「アプリで見つけた彼女候補」と主張 一線越える気がない男

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-01-28 06:00
投稿日:2023-01-28 06:00
冷酷と激情のあいだvol.127〜女性編〜」では、アプリで出会った恋人であるナオキさん(仮名)と半年間にわたって一度も肉体関係がなく、交際に進展が見られないことに不満と不安を抱く女性・香代さんの心情をお届けしました。
 では恋人であるナオキさんは、香代さんに対してどのような気持ちを抱いているのでしょうか。

きちんとした交際には…

「え? 香代さんとは、まだきちんとした交際には至っていないですよ。だってまだどちらからも、“付き合ってください”って告白をしたわけではないんです。

 僕たちは出会ったのがアプリだから、共通の知り合いが誰もいない状態からスタートしているんですよね。だからまだ香代さんがどんな人なのかは、僕はまったくわかっていませんし、とりあえずデートを重ねながら、ぼちぼち友人にも会わせて、どんな女性なのかを見極めようとしている段階です」

あくまで彼女候補、焦って再婚する気はない!

 こうあっけらかんと話すナオキさんは、30代の頃に一度結婚をしていて「そのときの苦い経験があるので、再婚をするならきちんとした相手と結婚したいという気持ちが強いんです」とのこと。

「でも僕は、再婚を焦っているわけではありません。いい人がいたら、自然な流れで再婚もアリだなという程度。

 コロナ禍になってアプリでの出会いが流行っていると聞いたので、とりあえず流行りに乗りつつ、いい人と出会えたらいいなという程度で始めました。

 噂で聞いていた通りで、アプリにはいろんな女性がいますよね。明らかに僕のお金目当てでパパ活狙いっぽい若い女性からもかなりの頻度でメッセージが届いていましたし、マルチ商法やネットワークビジネスの関係かなと思う女性もいました。

 そんななかで香代さんは誠実な感じがしたし、真剣に結婚を考えていそうな雰囲気があったので、とりあえず彼女候補として会い続けているって感じです」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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