シンママを求める男の事情 前澤友作氏監修アプリは即配信中止に

内藤みか 作家
更新日:2023-02-02 06:00
投稿日:2023-02-02 06:00
 先日、実業家・前澤友作氏が監修したシングルマザー限定のマッチングアプリ「coary(コアリー)」がリリースされましたが、さまざまな批判が起きて、翌日には配信が中止となってしまいました。
 シングルマザーが恋をすることについて、なぜ、世間はこんなにも反発するのでしょうか。

「どんな男性がいるかわからない」

 シングルマザー限定のマッチングアプリには、「相手の男性が子どもを虐待するかもしれない」「DVなどで離れた元夫が元嫁を探しに来るかもしれない」などといった事態を心配する声が多数寄せられ、早々の配信中止が決定しました。

 とはいえ、従来のマッチングアプリでも「シングルマザー」とワード検索ができるものもあり、こうしたリスクは以前より存在していました。

 そしてこのアプリがなくなったところで、シングルマザーは今までのマッチングアプリを利用するでしょうから、心配がゼロになるわけではありません。

「シングルマザーが恋をするなんて」

 批判のなかには、「シングルマザーが恋をするなんて」という声も含まれていました。

 母親は男のことなど考えず、子育てを最優先してほしいそうです。

 しかし、シングルマザーのなかには「子どものために新しいパパを見つけたい」と考えている人も多いので、自分の欲望のために男性を探している人ばかりではないのです。

 今まで、シングルマザーによる子ども置き去り事件が何件もありました。

 母親が子どもを部屋に残したまま、好きな男性に会いに行ってしまうのです。なかには何日も放置され、命を落としてしまった子どももいます。

 事件発覚後、「子どもがいるとは知らなかった」と驚く男性もいました。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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