佐藤健“演技派イケメン”に!お姫様抱っこから「100よか」で泣かせるまで

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2023-02-05 06:00
投稿日:2023-02-05 06:00

松ケン最強の役どころ

 ドラマでは早々に幽霊になってしまった佐藤演じる鳥野直木。運命の相手、相馬悠依(井上真央)にプロポーズをしようと思っていた日に、事件に巻き込まれて亡くなります。なんて不運なことでしょう。成仏できないのもわかります。

 ところが悠依には直木の姿は見えず、唯一、生身の人間で見えるのが、松山ケンイチ演じる刑事の魚住譲。

 彼を介さなければ、直木と悠依は意思の疎通ができないというなんとももどかしい状態ですが、マツケンのおじゃま虫ぶりがまたいい感じで、2人の深い愛情を目の当たりにし、「自分はそんなふうに人を愛したことはなかったな」と羨ましく思い、モヤモヤしたりキュンとする表情がたまりません。

 人の良い素朴な人間を演じさせたら、松ケン最強です。

新たな展開を迎えた「100よか」の第4話

(編注:これより一部ネタバレを含みます)

 2月3日放送の第4話ではついに直木の遺体が発見されてしまいました。直木が実は生きていて、最後はめでたしめでたし、になればいいなと思っていたのに、その願いは叶いませんでした。遺体の直木の頬を触って涙する悠依。警察を出たあたりで抑えていた感情が溢れて泣き叫んでしまいます。

 その悠依を直木が後ろから優しく抱きしめますが、悠依にはわかりません。悠依の耳元でヘタクソな口笛を吹く直木。実はこの回で、直木の口笛だけは悠依に聞こえることがわかり、意志の疎通ができる唯一のアイテムなのでした。それを発見するシーンもよかったので、是非、本編をご覧ください。直木の口笛version「大きな古時計」、泣けます。

 脚本は安達奈緒子オリジナルストーリー。なので、この先、話がどんなふうに展開していくのか、まったくの予測不可能。王道のラブストーリーかと思いきや、ミステリー要素も盛り込み、目が離せません。

 佐藤健のイケメンぶりとともに、オススメしたいドラマです。

【佐藤健(さとう・たける)】
☆1989年3月21日、埼玉県出身。A型・牡羊座。誕生花・マダガスカルジャスミンの花言葉は「2人で遠くへ旅を」。
☆高校2年生の時に東京・原宿でスカウトされる“王道路線”で芸能界入り。連ドラ初主演作は「仮面ライダー電王」、流れた途端、目が離せなくなる「ハーゲンダッツ」のCMは3年以上継続中。
☆Netflixオリジナルドラマ「First Love 初恋」も絶賛配信中。

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毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

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