「もし、良ければ食事でも行きませんか?」
やり取りが始まって1週間ほど経った頃にAさんの方から「もし、良ければ食事でも行きませんか?」とお誘いがあり、平日の昼間に食事に行く約束をしたのです。
私がお酒好きということを加味してAさんが選んでくれたのは、おしゃれなお寿司屋さん。かしこまり過ぎず、でも大衆向けという感じでもなく、とてもセンスの良いお店です。
こんなお店を選ぶということは既婚者マッチングアプリを利用して何度もデートしているのか? と思いましたが、聞いてみるとアプリを使って会ったのは私が初めてとのこと。もちろん、Aさんが本当のことを言っていれば……の話ですが。
というのも、私はアプリで知り合った人と会うのは実は2回目。それでも、「アプリを使って会ったのはAさんが初めてです!」と言っています。
何度もアプリを使ってデートしているやつと思われたくない、という意識が働いて、嘘をついてしまいました。
好感度の高い彼の言動で唯一気になったこと
食事をしながらお互いの仕事の話や、家族のこと、過去に不倫をしたことがあるか(笑)など、いろんな話をしました。
Aさんは結婚後、数カ月だけ仕事で知り合った既婚者の女性と付き合ったことがある不倫経験者でした。「既婚者マッチングアプリ」を利用する人の中には不倫経験者が多いのかもしれません。
見た目に清潔感もあり、会話もリードしてくれる、お酒がなくなったらすぐにおかわりを聞いてくれるなど好感度の高いAさん。一点気になったことといえば、カウンターで食事をしていたにも関わらず、大きな声で家族の話を聞いてきたことです。
私たちはお互いが既婚者であると認識していますが、周りにいる人にとってはただの友人同士、もしくはカップルに見えているはず。しかし「旦那さんってどんな人なんですか?」という摩訶不思議な会話が聞こえてきたら、「一体どんな関係の2人なんだ……」と怪しまれてしまいます。
ここについては少し配慮してもらいたいところでした。
その日の2軒目の話とデートの感想、その後についてはまた次回に……。
ラブ 新着一覧