更新日:2019-08-26 12:18
投稿日:2019-06-07 06:00
だんだん断る行為そのものに疲弊して
私自身は、若い頃から《したくない側》でした。
性的な好奇心も性欲もあるものの、セックス行為は常にストレスとプレッシャーの対象でした。
《したくない側》にとってのセックスは、たとえば運動の苦手な人にとってのジョギングのようなもの。
たまに自分のペースで散歩するのは楽しいものの、定期的に他人と走ることを義務づけされると、憂鬱になってしまう。
けれど好きな人は一緒に走りたがっている。断り続けるのも申し訳なく角が立ち、だんだん断る行為そのものに疲弊してくる。
そこでたまに頑張って誘いに乗ってみる。
最初から「今日は頑張ってサービスする日」と割り切っているので、相手に合わせてゴールには辿り着くことはできる。
ああ、よくやった自分。相手も満足してくれたようだ。良かった。
ただ、ここで相手は「走るとやっぱり気持ちいいでしょう?」と爽やかな笑顔を向けてくる。「健康のためにも、これからももっと走ろうね」
……いや、走らないせいで早死にしたって、こっちはいいんだ……
一週間後、また誘われる。今度は断らせてもらう。すると「どうして? この前は楽しそうに走っていたのに」「私(僕)と走るのが、もう嫌なの?」
……辛い……
相手を傷つけることも、この煩わしい状況も避けたくて、一ヶ月に一度は走るように妥協する。
けれどその日が近づくにつれ、「ああ、来週か……う、もう明後日か」と気持ちが塞いでくる。
ラブ 新着一覧
ひとりの大人として生きていれば「他人には知られたくない秘密」が出てくるのは自然なこと。愛する夫が相手でも「自分のすべて...
結婚したい気持ちがあっても、40代になるとライフスタイルが確立していて「今の生活を手放したくない」と、躊躇してしまう女...
「ホス狂い」という言葉があります。ホストクラブのホストに夢中になる女性を意味するのですが、彼女らはなぜ「ホス狂い」と呼ば...
二人でデートや、旅行にも行くのに彼氏彼女というはっきりとしたものはなく、あいまいな関係にモヤモヤすることってありますよ...
皆さんは「オープン婚」を知っていますか? 海外では浸透しつつあるオープン婚は、日本人の結婚感の常識を根底から覆す夫婦の...
こんにちは! 林知佳と申します。恋愛って悩みますよね、分かります。27歳の時に大失恋して、占いに30万円注ぎ込み、占い...
不倫は、世間的には「いけない行為」として捉えられていますね。でも、不倫をやめたいと思っていても、人は誰かを好きになって...
2022-08-23 06:00 ラブ
夏になると、年齢や性格問わず多くの人が開放的な気分になりますよね! 高揚した気分で楽しい恋愛の真っ最中の人もいるでしょ...
仲の良いカップルを見ていると、自然と肌に触れ合う回数が多いことに気がつきませんか? 愛情表現のひとつであるスキンシップ...
不倫や浮気はいけないとわかっていても、どうしても燃えてしまう……。そんな沼にハマって、なかなかやめられない人は多いよう...
最近は晩婚化が進み、アラフォーから婚活をはじめる女性も増加傾向にあります。しかし、年齢を重ねてからの婚活ゆえに周囲から...
多くの既婚女性は、目の前に魅力的な異性がいても、特別なアクションを起こそうとは考えないでしょう。
しかし何気ないき...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。モテ女になるためのノウハウはSNSの普及により、いつでもどこでも学べる世の中...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.104〜女性編〜」では、友人の紹介で知り合った男性・マコトさん(仮名)が、天気や下ネタなどい...
せっかく好きになった彼氏とお付き合いをするなら、お互いに心を開いて自然体でいられる関係に憧れますよね。しかし、恋愛の相...