すでに別の工作員が接触
――ザーメン入りのコンドームもとは……驚きです。
「私もびっくりしました。けっこう執着心のある依頼者なんだな……と。風俗嬢の過去があるとはいえ、かなりプレッシャーでしたが、絶対に失敗はできないと肝に銘じました。
で、社長からはさらに驚きの連絡があったんです。
『すでに対象者のX氏とは、別の工作員がマッチングアプリのチャットルームでやり取りをしている。バトンタッチして欲しい』と。
要するに、私にバトンタッチするまでに、別の社員が私になりすまして、やり取りをしているようです。その内容がLINEに送られてきたんです。
私はチャットルームのパスワードを入力しました。すると、顔の下半分だけですが、私によく似た感じの女性のアイコンがありました。
あまりにも似ていたので、私のほうが驚いたくらいです」
チャットルームでは甘いやり取りが
――準備は万全というわけですね。続けてください。
「はい、そして対象者のXさんのアイコンは、メガネをかけた短髪の男性で、マスクをしています。私とは逆の箇所を隠しているわけです。
チャットルームでのやり取りは以下のようなものです。
――Xさんは、湘南にお住まいなんですね。海の近くって憧れます♡
――T子ちゃんも白金台だなんて、セレブな人妻じゃないか。旦那さん、お金持ちなんだね。
どうやら、私は白金台のセレブな人妻という設定のようです。
――もう、夫の話はダメ。今はXさんと恋人気分に浸りたいの。
――本気にしちゃうよ。
――本気になって欲しいな。私はもう本気だもん♡
甘いやり取りが続いていました。対象者Xさんとどのように出会い、ここまで親密になったかは分かりません……私はただただ驚くばかりです。
で、スマホをクリックしていくと、私は目を見張りました。
――今度食べて♡
という文言の後に、むき出しの乳房の画像が張られていたんです。
形のいい丸々とした乳房でした。やや乳輪は大きめですが、ピンク色の乳首がセクシーで『いいセンいってる』と思ったかな。私もバストはEカップありますし、形もいいって褒められるんです(笑)。
やり取りは、さらに続きます。
――おいしそうなオッパイだな。ヤバイ、勃起してきたよ。
――Xさんの硬くなったオチンチンの写真、送って。
――さすがにマズいよ。
――お願い♡
――分かった。ちょっと待って。
スクロールしていくと、真っ赤な亀頭が異様に張り出したペニスの画像がありました。その画像を見た瞬間、男の人ってこうも簡単に自分のペニスの写真を送るんだと苦笑しましたね。
興奮を示したいためか、『私のなりすまし』は、さらにヒートアップしていきます。
会話はどんどん卑猥に
――すごいおっきい!
――そうかな。
――いやらしく反りかえって、早くおしゃぶりしたい♡
――俺もT子ちゃんにしゃぶられたい。
――おしゃぶりだけ?
――まさか。T子の可愛いオマンコにぶち込むよ♡
――もう、スケベ!
――スケベな男は嫌い?
――大好き♪ また連絡するね♡
このようなやり取りです。もう呆気にとられっぱなし。先ほども言いましたが、すでに対象者とセックス寸前まで進んでいるのですから。
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