子どものお皿を新調したら親がラクになった?2023.3.18(土)

コクハク編集部
更新日:2023-03-18 06:00
投稿日:2023-03-18 06:00
 普段おうちで使う食器ってどんな基準で選んでいますか? デザインやブランドにこだわる人もいれば、割れにくさ、欠けにくさを重視する人もいるでしょうか。4歳と2歳の子どもを育てる私の目下の最重要ポイントは「食べやすさ」です。

不器用な2歳児がうまく食べられない問題

 子どもたちの通っている保育園は「食育」にこだわりのあるところで、給食ではプラスチックではなく陶器やガラス、木の食器を使っているそうです。

 家でもそれに合わせ、器やガラスの小鉢で出しているんですが、2歳になる下の子が利き手がはっきりしないこともあり、煮物や汁物などがなかなか上手に食べられず、机や床を汚しがちで後片付けが大変でした。

 これまで我が家では、もともと持っていたお皿とニトリやダイソーで買い足した小鉢などを子ども用に使っていましたが正直、高さや形状が「小さな子には使いにくそう」と感じていました。そもそも、小さな子が使うための器ではないですしね。

 ちょうど楽天スーパーセールだったこともあり、ポイントアップに背中を押されて、以前から気になっていた「パンとごはんと…」という器プロジェクトの「たべやすい器」を購入してみました。

 管理栄養士やフードスタイリストとして活動する菱沼未央さんという方が監修しているそうです。

使う人を選ばないデザイン

 商品展開は3種類で、少し大き目な小鉢サイズのボウルS(1000円/税抜き・以下同)は小さい子のご飯茶碗にも。ボウルM(1600円)はスープや丼もの、大人用の取り皿に使いたいサイズ感。プレート(1600円)は浅めでスパゲッティとかを盛るのに良さそうです。

 色はきなり(白系)、からし(黄色)、あずき(ピンク系)、あおの4色。

 今回はとりあえず、今の子どもたちの年齢にちょうど良さそうなサイズのボウルSとMを購入。かわいらしい化粧箱に入って届きました。これはプレゼントでも喜ばれそう。

 磁器製で程よい重さ。シンプルな色とデザインで「子ども用」という感じはありません。

 そもそも、この器は使う人を子どものみに限定しておらず、お年寄りや手が思うように動かない人にも使ってほしいと考えられたユニバーサルデザイン。

 お皿のフチが内側に折り返されているので、中のモノがこぼれにくく、スポーンをフチに引っ掛ければ最後の一口まできれいに食べられる形状になっています。

 子どもって食事中、「うまくいかないな」と感じると見切りが早いんですよね……。下の子は食べるのに飽きるとすぐに遊び始めてしまうので、いつもお皿のはしっこに少しだけ残った料理が気になっていました。

2歳と4歳の感想は?

 夕食にカレーライスを出したら、4歳半の上の子は「このお皿、食べやすい!」と早速気に入った様子。

 2歳の方も上の子のマネをして「タベヤスイ」と言っていましたが、こちらはあまり参考にならなそうな……。

 ただ、いつもヨーグルトを食べるとき、食器に残ったヨーグルトがうまく集められずに「あつめてしてー」と毎回頼んでくるのですが、小さいほうのボウルに入れて出してあげると、ひとりで上手に食べていました。

 子どもが自分でできることが増えると、親の方にも時間と余裕が生まれますね。

家族の普段使いにぴったり

 親の私が気に入ったのは、和食にも洋食にも合いそうな落ち着いた色合い。

 個人的に、幼児用にありがちな淡くてファンシーな色合いを苦手としており、大人と子どもの食器をわざわざ使い分けしなくて済むのは助かります。あずきのくすんだピンクの色出しとかホント絶妙!

 スタッキングをすれば小さく収まるので、食器棚のスペースをとらないのも好ポイント。食洗器もOKです。

 欠点をあげるとすれば、フチが内側に入っていることで水が切れにくいことでしょうか。このデザインが使いやすさにつながっているので仕方ないのですが、お皿を自然乾燥で乾かすタイプの人はちょっと気になるかも?

おわりに

 食事を作る、食器に盛る、片付ける――。そんな毎日のことが少しだけラクになって、楽しくなりそうな器。ニトリや百均のお皿と比べるとお値段的にはしますが、日々のことだけに、そこは少し投資してみてもいいのかなと思いました。

(編集M)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「べっぴん」の由来は? 褒め言葉のつもりでもセクハラ認定の可能性が…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第61回「ぎゅうぎゅうにゃんこホーム」
【連載第61回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
カナとか!!!とかwwwとかおばさん構文認定なのね…ドン引き痛LINE集w
 言葉遣いや、文章の書き方は世代によって変化していますよね。  そのため、LINEの文章には、つい年代が滲み出てし...
人生絶賛停滞中…スナックのお姉さんや経営者が実践するブレイクスルー
 仕事でもプライベートでも、“行き詰まった感”がハンパない時ってありますよね。見えない壁があるというか……。みなさんはそ...
参加予定の飲み会、行きたくないときあるよね…角が立たない断り方4選
「飲み会に誘われたけど、どうしても行きたくない……」  そんな気分の日は、誰にでもありますよね。今回は行きたくない飲み...
40代独女が「ひとりでできる趣味」でクレーンゲーム中毒になりかけた!
 前回の記事「習い事は無理でもプチ趣味なら! クレーンゲームとガチャガチャにハマった」でクレーンゲームを紹介しましたが、...
押し流されていいのか…ダンプカーが運ぶ土が海を埋めていく
 ダンプカーが運ぶ土が、着々と辺野古の海を埋めていく。  ラジオから「完成は早くても2037年」というニュースが聞...
男装レンタル(イケメン専門)初体験!女同士で最も心地よかったのは…
 レンタルした男性とデートができるサービスは、今や都内だけで数十以上あるほどに増殖中です。そんななか、イケメン男装さんを...
ドヤ顔で“たまたま”をチラリ! ニヤリな口元がカッコイイね
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
なぜか嫌われる人には「7つの特徴」が…!あなたは大丈夫?
 なぜか嫌われる人っていますよね。どんなに場所を変えても人から嫌われる場合、本人も嫌われる原因がわかっていない可能性があ...
ずっと会っていない「昔の友達の誕生日」が忘れられない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
500mlペットボトルは花器になる!マム(菊)をもっと身近に楽しむ方法
 我が花屋がございます神奈川。昼間は半袖、朝晩には上着を着る寒暖差が激しい陽気が長く一方で、野辺に咲く菊の花の美しい季節...
上昇志向ママ友「揚げ、汁、ポテサラ。あと3品頑張る!」止められねぇ
 上昇志向の人を見ていると、そのバイタリティーに感心してしまいますよね!  自分の成長や出世、より良くするために...
30代40代でも実践で変われます! なぜか好かれる人に共通する特徴9つ
 あなたの周りに、なぜか好かれる人はいますか? いつも周りに人が集まってきて、みんなに愛される……、できればそんな30代...
スッピンよりも「メイクした顔」を褒められたほうがうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
コクハク専属ライバー「コクハクリーダーズ第1期生」が決まりました!!
 世知辛い現代社会を生きる女性のためのwebマガジン「コクハク」。このたびは「コクハク」のメディア制作に協力してくださる...