日本の気候に合わせたレウイシア
乾燥と寒さに強く、高山などの乾いた岩場に咲くレウイシアの和名は「イワハナビ」。岩の隙間から上がる打ち上げ花火のような花姿と色鮮やかさがそのゆえんです。花言葉も「熱い思慕」「熱い思い」「ほのかな思い」など。
1月期の連ドラ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」(テレビ朝日系)で、花火師として主演されていた高橋一生殿を拝んでいた感覚を彷彿させるような花言葉でございます(対象が若干ズレますが)。
本来のレウイシアは、寒さ乾燥には強いものの、梅雨と夏は越えられないのが定説ですが、蒸し暑い日本の夏に合わせて品種改良されたレウイシア・エリーゼは、春から晩秋までずっと咲く画期的な花。
街のお花屋さんで一般的に売られているものは、このタイプだと思っていただいてほぼ間違いありませんが、ほっぽらかし園芸を好むなら確認することをオススメします。
水分コントロールのできる鉢植えで育てるのがベターですが、ロックガーデンなど水はけの良い場所にも向いています。多肉植物のような葉で水分を蓄えられる特徴を持っているため、水やりのタイミングがとてもわかりやすい。
水を蓄えた葉はプクッと膨らみ、水が減ってくると葉に張りがなくなってくるのでわかりやすっ! 水やりを忘れて葉がしなしなになっても、水をたっぷりあげれば再び復活。ゾンビみたいにまた咲きます。
肥料もあまり欲しがりません。濃かった花色が薄くなってきたら液肥を多少あげるくらいで大丈夫。別にいいやというのなら、気にしなくても平気でございます。ただし、花殻摘みぐらいは面倒見てやってくださいませ。
炎天下で葉がやけて「死んだ!」と思ったら…
花は茎ごと根元から除去が基本。長い花茎からまた花芽が……なんてことは無いので、これ以上期待しないであげてくださいませ。真夏の炎天下に晒すと葉がやけますので、せめて真夏は日陰に移動させてください。
ワタクシも戸外にほっぽらかし過ぎて、気がついた時には見事にやけて「死んだ!」と慌てて日陰に避難させましたが、気が付けば大きくなってまたゾンビみたいに咲いてましたww。本当にコワイわ。
基本的には冬場でも戸外管理。暑い日の炎天下だけ気をつけていただければ、ほっぽらかしでも超ロングな四季咲きで年間通して楽しめる、夢のお花がレウイシアでございます。
ワタクシの店では四季咲きに咲いてくれる花で運を呼び込むため、年間通して店頭に置きっぱなしでございます。ぜひお試しあれ!
色鮮やかな打ち上げ花火のようなレウイシアの花が、アナタの毎日に熱い感動を与えてくれますことを……遠いお空の向こうから応援しておりますよ~。
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