花にたとえるならスズランで!幸せ・愛・喜びを全部きやがれ

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-04-19 06:00
投稿日:2023-04-19 06:00

はかなげで可憐…これぞ女子の憧れ

 細かいことは気にしない性分とはいえ、若い頃に付き合っていた彼氏から「花にたとえるなら、君はドクダミの白い花だね」と言われたことは、いまだに結構根に持っております。

 神経が図太くなった今のワタクシなら「一昨日言いやがれ!」と言い返すのでしょうが、かよわき乙女だった当時は「クサイの? 私」とあまりのショックに言い返せず、彼への気持ちもすっかり覚め、しばらくしてからバイバイさせていただきました。

 花屋になり、ドクダミの可愛らしさもわかるようになりましたが、なぜ、お世辞でも可憐で可愛らしい花にたとえてくれなかったのか。あるだろ他にもよーと、自分の顔を棚にあげて不満満載!

 たとえばスズランとかねえ。はかなげで可憐なスズランは、今も昔も女子の憧れ……。今回は「永遠の女子の憧れ 幸せをもたらすスズラン」の解説でございます。

「スズランの日」は幸せが訪れる

 バラやジャスミンと共に3大フローラルの香り高きスズランは、ヨーロッパで「幸運をもたらす花」とされ、花言葉も国ごとにさまざまではありますが、「幸せの再来」「愛する喜び」「喜び」などとハッピーなものがズラリ。

 ちなみにフランスでは、5月1日は「ミュゲ(スズラン)の日」とされ、スズランの花束を持った人が街中に溢れるようでございます。

 恋人や夫婦はもちろん、親しい友人や家族、お世話になっている方にスズランの花束を贈り、受け取る側・贈る側ともに幸運が訪れると考えられております。近年、日本でもこの風習がじわりじわりと浸透し、5月1日にはスズランを店頭に並べるお花屋さんも見かけるようになりました。

 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋もそのひとつ。なんなら根っこごと引っこ抜いたスズランを売っております。

 個人的にも大好きで憧れの花でもあるので、できることなら一年中飾っておきたいのでござんす。大きな葉に守られるように咲き、その可憐で白い花が揺れるたびに、チリンチリンと可愛らしい鈴の音が聞こえちゃう! 幻聴だけど。

 スズランだけでまとめたブライダルブーケも素敵すぎですわね。聖母マリアの涙が溢れた場所に咲いたことから、「聖母マリアの涙」とも呼ばれるスズランのブーケは、可愛い花嫁さんをさらに3割り増しで可愛らしく演出します……ということに気がついている花嫁さんから、季節はずれのスズランブーケをご注文いただいたことがありました。

 いやあ、シビれましたね~。だってどこにもないんですもの。さすがに無理だぜ、真夏にスズランはさ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


会長報酬は月500円。スタバのソイラテ買ったらほぼ終わり…商店会活動は「ご奉仕」です
 勢いとその場の流れで商店会会⻑を拝命(←ぶん投げられた?)することになり、まず何から⼿を付けるべきか考えてみた。 ...
大ピンチ!よくある裏垢誤爆5選。悪口を投稿するだけならまだかわいい?
 ここ最近、アインシュタインの稲田さんやフワちゃんが「裏垢を持っているのでは?」と疑惑をかけられていましたよね。世間では...
指先をあざとく香らせるネイルオイル術【調香師がタイプ別に解説】乾燥対策におすすめのアロマは?
 乾燥が気になり始めるこの時期は、意外と異性にも見られている指先を意識してみましょう。きれいなネイルをしていても手がかさ...
城からは一歩も出ないにゃん! 窓際で鳥を眺める“たまたま”王子
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
可愛らしい姿と屋号に思うこと
 久しぶりの帰省でふと目に入った、懐かしい光景。  なにか可愛らしい姿と屋号に小さな幸せを感じて。 【読まれ...
「豆娘」って読める? ヒント:最近、空を飛んでるかも
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
『ルナルナ』の呪縛から早4年、そろそろ子どもも考えたい。もう一度入れたら“副産物”が…!
 生理管理アプリとして有名な『ルナルナ』ですが、さまざまな理由からアンインストールしていた筆者。そろそろ妊活も考えたいと...
2024-09-14 06:00 ライフスタイル
「コーヒー1杯も買えない!」キャッシュレス化に乗り切れない、現金派の叫び
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
滝川クリステルに「好きになれない」の声多数。バリキャリだけど同性ウケしないのはなぜ?
 フリーアナウンサーの滝川クリステル(46)の所属事務所が9日、夫の小泉進次郎元環境相(43)が自民党総裁選に出馬表明し...
ペッ!!他人の人脈を勝手に使うな~!「距離感バグってる人」がやりがちな5つの行動
 率直に聞きますが、みなさんの周りで「この人、なんか距離感バグってるな」って人いません?  今回はスナックのママ、...
暑すぎる夏…クール系入浴剤が気持ちいい~!疲れをお湯に流せる3選
 今年の夏は特に暑かった。本当…驚くほど暑すぎました。  毎日かき氷やアイスコーヒーを摂取していたので、身体の中は...
親不孝じゃないよ! 実家に帰省しない時の冴えた言い訳6選
 シルバーウィークが終わったら、もう年末年始はすぐそこ。長期休暇に帰省をする人は多いですよね。「実家でのびのびすごそ〜♡...
頭重感とは?MRIは異常なし、頭痛の“震源地”は肩こりだった!【薬剤師監修】今すぐできる改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
懐かしの「アジャパー」ポーズを激写! お茶目な“たまたま”にほっこり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...