親切の押し売り問題どう乗り切る? しても・されても凹む人への処方箋

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-05-12 06:00
投稿日:2023-05-12 06:00
 相手の親切心を受け取らないって、すごく苦しいですよね。たとえそれが自分にとってありがたくないものだとしても、受け取らないと自分が嫌な人間みたいに思えてしまう。
 そして、自分の親切心が受け取られなかった時も凹む……。この負のループ、なんとか抜け出すキッカケはないものでしょうか。

 

 

 

親切心はテイクフリーが鉄則

 私は昔から断るのも、断られるのも苦手です。

 特に親切心で誰かがやってくれている行為に対して「いらない」とか「イヤだ」と言うのが心苦しくてたまりません。せっかく自分のことを考えて言ってくれているのに拒絶するのって、どうしても失礼な気がするんです。

 一方、自分にとって必要ないものや、困るものをちゃんと断れる人もいます。

 たとえば電車やバスの優先席。私は元気があって、気がついた時にはなるべく譲るようにするのですが、結構断られるケースもあります。

 まれに強く断られる時もあって、いいことしてるのにイヤな気持ちになることも……。もちろん、座らないかどうかは自由なんですけれど。なんだかモヤモヤします。

受け取っても、受け取らなくてもいい

 でも考えてみれば、親切心ってティッシュ配りみたいなものですよね。必要なら受け取るし、いらなければスルーしてもいい。それは失礼なことではないはずです。

 親切を断る時はその心配りにお礼を言って、断られた時は「今はいらないんだな」と思うようにする。

「せっかく親切にしてあげたのに!」と怒りが湧いたら、それは”押し売り”という、ただただ迷惑な行為になってしまいます。

 もしかしたら、私みたいに断る行為が苦手な人は、親切は受け取るべき! と決めつけがちになっているのかも。

 これから私も気をつけていきたいです。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。断る行為そのものが苦手で、街を歩けばいろんな勧誘によく合う。特に相手の親切心を感じる時は絶対断れない。そんな自分にまた凹む。

ママ:どろんぱのママ。いらないものをいらないとハッキリ断れるタイプ。言葉を濁さずきっぱり言い切るので、断られた方も気分を害さない。自分が断られる側でも全然平気らしい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


手のぬくもりとともに
 自然と手を合わせるときの気持ちって、  みんな、おんなじだよね。
実りの秋! 澄みわたる青空の下“たまたま”狩りに出かけませんか?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女と水がいっぱいだ…『娑婆』は何て読む? ヒント:「娑婆はいいな」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第83回「迷いインコ歌をうたう 前編」
【連載第83回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
中目黒「ダコー」はまだ大混雑? 代官山「無印良品」新店はオサレな店員さんだらけだった!【秋の東京散歩】
 8月のオープン時には話題を呼び、大行列をなしていた中目黒のパン屋「ダコー(dacō)」。あれから2カ月が経ち、やっぱり...
下世話な仕事がバレた? 夫や息子の「意外な反応」で主婦が気づいたこと
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
地味な女に負けた? 夢を諦めた“こたつライター”の「プライド」が砕かれるまで
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
私の「仕事」は夫に内緒。専業主婦が下世話なゴシップにのめり込むワケ
 夫を仕事に、ふたりの息子を小学校に送り出してからが、自分の時間だ。  長時間かけて丁寧に淹れたブルーマウンテンを...
プロ作家・村上龍先生をリスペクト。64歳のプロ童貞が語る「自己啓発本を好きなこれだけの理由」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「#男児ママ」トレンド入り 小学校低学年の息子が大浴場で誰かに触れて問題になったら?【弁護士解説】
 9月末、X(旧ツイッター)で「男児ママ」がトレンド入り。これは男児を銭湯や温泉、または女子トイレに連れてくる男児の母親...
え、これだけで? 爆速で人と仲良くなれる「超簡単」なテクニック
 みなさんは距離を縮めたい人にはどんな風に接していますか? 私はミリ単位でジリジリ近づくことが多いのですが、スナックでの...
ボサ髪にギョッ! 100均ヘアグッズで「ちゃんとした女」に変身できる?
 写真や動画を見返した時、自分の髪がボサボサすぎてギョッとしました。「いい加減ヘアセットくらいしようよ」と出かける前の自...
最近の小学校で教わる「ふわふわ言葉」って何? 大人こそ大切にしたい心地よい言葉6選
 皆さんは「ふわふわ言葉」を知っていますか? 最近の小学校の教育現場で教材になっている、子供だけでなく大人こそ改めて大切...
プー太郎君の「ほよよ顔」に癒される~♡ 猫カフェで至福のひと時
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「リンドウ(竜胆)は仏花」と決めつけるのはもったいない! “花が咲くリンドウ”を楽しんで
 日中は冷房、夜は毛布をかけて寝る不思議な時期です。これを秋と呼んでいいのかは迷いますが、季節の移ろいを感じる今日この頃...
「あー家が狭い!」4つのイライラ解消法。プチ優雅な暮らしを諦めない
 家が狭いとイライラしてストレスが溜まりますよね。物にあふれた部屋を見るだけで、どっと疲れが押し寄せてきます…。でも、ち...