愛子さまも歯科矯正中
天皇ご一家がおよそ3年8カ月ぶりに、御料牧場(栃木県)へ足を運ばれたというニュース。4月上旬のことです。ご一家はマスクを外し、牧場内を散策。報道陣からの質問にお応えになる姿を見ていると、長女・愛子さまの口元には歯の矯正器具がちらり。愛子さまも歯科矯正中とは……!
一部報道によると皇室の方の矯正器具を隠したりせず、装着した姿をお見せになるのは過去に例がないとか。なんだか勝手に親近感を抱いてしまいました……。
話を戻します。
46歳に突入したアラフィフですが、遅ればせながら歯科矯正を行うと決め、コンサルテーション(クリニックが提携する別の歯科医からも判断を仰ぐセカンドオピニオンのようなシステム)を受けた次第です。
その結果が記された書類には、現状の歯並びに加え、歯周組織、骨格、筋肉、顎関節といったそれぞれの問題点や治療方針などがつらつらと。
最大の関心事といっても過言ではない、費用の提示もありました。
歯科矯正は健康保険は基本使えない
歯科矯正は基本、保険適用外の「自費診療」です。健康保険は使えません。具体的な金額はクリニックごとに決めてOK、全国一律の“定価”はなく、いわば言い値です。
なんかコワイし、ビビっちゃいます。最低限の情報はインプットしておかねば……!
公益社団法人「日本臨床矯正歯科医会」のHPによると、治療費の目安は80万~120万円。クリニックのある地域や患者個々の治療の難易度、期間、使用する装置などによって算出されるため、治療前に主治医からきちんとした説明を受け、納得するまで話を詰めておきたいところです。
治療費用は160万円!
で、わたしが提示された金額は、およそ160万円(税込み)。すべての矯正器具、クリーニング器具、治療中のX線診査などがインクルードされた一括計算です。3年近くに及ぶ治療費の“一切合切”とはいえ、決して安い金額ではありません。前述した目安の金額より高いし。
ただ職場にほど近い都内の一等地にあり、20年近くお世話になっているクリニックで、主治医の腕含め、信頼しています。他のクリニックでお世話になるつもりもない……。というわけで、迷いなく、腹をくくって進みます。
「院内分割払い」という選択肢
費用はどのように工面するか。歯科矯正を決めた時点でなんとなくシュミレーション済みではありますが、それでも、現金一括払いは、正直つらい。
カードでの支払いがOKのクリニックとはいえ、カードの利用限度額を考えると、やっぱり一括払いは避けたい……。だからといって、クレジットカードでの3回以上の分割払いやリボ払いは、手数料(利息)がかかります。
いやいや、いやだわーと心の中で叫び、悶々としていると「院内分割払いもOK」と提案いただきました。
院内分割払いとはクリニックが独自のルールに則って行う支払い方法で、分割手数料がかからず、面倒な審査等の必要もないとのこと。患者の視点も考慮された支払い方法といえるのではないでしょうか。
医療費控除の対象にはなる
歯科矯正は保険適用外ですが、医師の診断を受けた治療目的であれば、基本、医療費控除の対象となります(審美目的は控除対象外)。
治療費だけでなく、交通費(ただし公共交通機関に限る)も控除の対象になりますが、矯正の先輩である友人から聞いた話をひとつ――。
“ちりつも”の盲点
友人の同僚A子さんは、矯正費用が相場目安の半額近くで済むリーズナブルな治療費に惹かれ、神奈川県の郊外にあるクリニックへ通っていたそう。最初の頃は頑張って通っていたそうですが、幾度と通院する必要のある矯正治療です。
交通費は控除対象とはいえ、往復で1000円以上。移動時間もドアツードアで2時間近くかかり、後悔しているとのこと。
時間はプライスレスです。クリニック選びは可視化しにくいものも含め、検討したいところです。
えー、改めまして……。清水の舞台から飛び降りる覚悟で160万円の大金をぶっこみ、治療スタートです。
(編集O)
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